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かえ・る【返る(反る)】カヘル🔗🔉

かえ・る【返る(反る)】カヘル 動五 裏が表に上が下に前が後ろになるなど、物の向きが反対になる。 「手のひら[シャツの襟]が━」 「下から上に━・って(=順序を逆にして)読む」 「でんぐり━がえる「反る」とも。 もとあった場所に戻る。 「天に唾つばすればわが身に━」 「泥が跳ね━」 「あっ、自転車が自転車置き場に━・っている」 もとの持ち主に戻る。 「落とし物が持ち主に━」 「答案用紙が━・ってくる」 「不良品が続々と倉庫に━・ってくる」 「払いすぎたお金が━」 もとの状態に戻る。特に、本来的な状態に戻る。 「早く元気で働ける生活に━・りたい」 「夢からさめて現実に━」 「自然[童心]に━」 「原点に━(=立ち返る)」 「人は死して土に━」 「我に━」 「生き━」 一方の働きかけに(同じようなしかたで)もう一方が応じる。 「反論の言葉が━」 「色よい返事が━」 「声が壁に反響して━・ってくる」 「好返球が本塁に━」 〔古い言い方で〕一巡して再びその時になる。 「春が━」 「年が立ち━」 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》すっかり…する、ひどく…する意を表す。 「静まり━・さえ━・あきれ━・しょげ━・煮え━・むせ━」 ◆「帰る」「孵る」と同語源。 巡ってもとの状態に戻る、返還される意では「還る」(「制度が昔に還る/領土が還る」)とも書くが、今は「返」が一般的。 返れる 返り

明鏡国語辞典 ページ 1063 での返る(反る)単語。