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か・ねる【兼ねる】🔗🔉

か・ねる【兼ねる】 動下一 二つ以上の機能や性質をもつ。 「総理が外相を━(=兼務する)」 「朝食は昼食を━・ねて遅めに食べた」 「大は小を━」 「観光と取材を━・ねて旅行する」 「応接間と書斎を━・ねた部屋に通される」 「山田副社長が販売部長を━」(AガBヲ━)と、「山田氏が副社長と販売部長を━」(AガBとCヲ━)の型がある。 《「…に気を━」「…の気を━」の形で》…に気を遣う。…に気兼ねする。 「(三人連れの男の児ハ)峻たかしに気を━・ねてか静かに話をしている梶井基次郎」 ◇やや古い言い方。 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》 …することができない。…することが難しい。 「御希望には添い━・ねます」 「私には分かり━」 「腹に据え━(=こらえきれない)ものがあったらしい」 「見るに見━・ねて援助を申し出る」 《打ち消しを伴って》…しない(…にならない)とは言い切れない。…する(…になる)かもしれない。 「出世のためならどんなことでもやり━・ねない」 「座視すれば国際問題になり━・ねない」 最悪の事態になるのを気遣っていう。 ◆はかな書きが多い。 か・ぬ(下二)

明鏡国語辞典 ページ 1249 での兼ねる単語。