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きこ・える【聞こえる】🔗🔉

きこ・える【聞こえる】 自下一 音・声が耳に感じられる。自然に耳に入ってくる。耳で感じとることができる。 「『助けて』という声が彼の耳に━・えた」 「騒々しくて話し声がよく━・えない」 「新しい時代の足音が━」 「耳が━(=聴覚能力がある)」 「聞こえる」は音が自然に耳に入ってくる意。注意して耳を傾ける意の「聴」を使って「聴こえる」と書くのは、本来は誤り(「音楽を聴く」にひかれて、「音楽が聴こえる」としない)。 聞いて、そのように受け取られる。 「君の賛辞は僕の耳には皮肉に━」 「あの人が言うともっともらしく━」 「そんな言い方をすると僕が怠け者のように━じゃないか」 〔古い言い方で〕人の言葉が納得できる。分かる。 「そりゃ━・えません伝兵衛さん浄瑠璃・近頃河原の達引」 ◇多く、打ち消しを伴う。 ある話がうわさや評判としてある所に伝わる。また、広く知れ渡る。 「君の評判は社長にまで━・えているぞ」 「神童をもって━・えた音楽家」 「音に━・えた(=かの有名な)美男剣士」 きこ・ゆ(下二) 聞こえ 関連語 大分類‖聞く‖きく 中分類‖聞く‖きく

明鏡国語辞典 ページ 1463 での聞こえる単語。