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あて‐じ【当て字(宛字)】🔗🔉

あて‐じ【当て字(宛字)】 和語・外来語の書き表し方で、漢字本来の意味には関係なく、その音訓を借りてその語の表記に当てた漢字。借字しゃくじ。 ◇和語の「甘み」「めでたい」「やたら」をそれぞれ「甘味」「目出度い」「矢」と、外来語の「アジア」「クラブ」「カッパ」「コーヒー」をそれぞれ「亜細亜」「楽部」「合羽」「珈琲」と書くなど。 和語・外来語で、漢字の音訓には関係なく、意味が似ていることなどから、ある語を二字以上の漢字を使って漢熟語の形(あるいは、それに準ずる形)で書き表したもの。和語の「のり」「いなか」「きのう」をそれぞれ「海苔」「田舎」「昨日」と、外来語の「ビール」「キセル」「マッチ」をそれぞれ「麦酒」「煙管」「燐寸」と書くなど。 ◇主に、漢語からなる文字列の意味をくみとって、まとめて訓にして読むのが熟字訓。 ◆もともっぱら「宛」を使ったが、今は「当」が一般的。

明鏡国語辞典 ページ 147 での当て字(宛字)単語。