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きま・る【決まる(▽極まる)】🔗⭐🔉
きま・る【決まる(▽極まる)】

自五
未定だった物事がはっきりと一つの結果に落ち着く。決定する。定まる。
「裁判で有罪が━」
「鶴の一声で廃止が━」
「就職先がA社に━・った」
「継続審議することで話が━・った」
「九時になると━・ったように(=例外なく)現れる」
「ハムレット役が鈴木君に決まった」などでは、名詞を入れ替えて「鈴木君がハムレット役に決まった」とすることができる。
心がはっきりと一つに定まる。
「離婚ということで気持ちが━・った」
「腹が━・らないようでは何事もできない」
あること(特に、重要なこと)が決定づけられる。
「出会いで人生が━」
「八日目で勝ち越しが━」
「一〇時ごろには当落が━」
《「━・っている」「━・った」の形で》物事が一定していて変化がない。
「出席者の顔ぶれはいつも━・っている」
「━・った話ばかりで退屈だ」
「毎晩━・った時間に帰る」
強めた言い方に「決まり切っている」「決まり切った」がある。
《「…と━・っている」の形で》必然的な結果や動かしがたい事実としてそれがある意を表す。…ということになっている。
「生あるものはやがては滅びると━・っている」
「自慢じゃないが喧嘩けんかは弱いと昔から━・っている」
「山なら富士と相場が━・っている」
スポーツ・演劇などで、技や演技が思い通りにうまくゆく。
「技[速攻]が━」
「ストライクが外角低めに━」
おめかしした服装がぴたりと合う。
「タキシードがびしっと━・っている」
「真珠のネックレスで胸元がぴしっと━・っている」
《「…に━・っている」の形で》当然の意や確実性の高い推量を表す。当然だ。違いない。きっとそうだ。
「そんなことうそに━・っている」
「夏は暑いに━・っている」
◆
「極」はきわまる、きわめる意だが、もと、きまる、きめる意(国訓)で多用された。今は「決」を使う。
決まり
関連語
大分類‖決める‖きめる
中分類‖決める‖きめる
















明鏡国語辞典 ページ 1526 での【決まる(極まる)】単語。