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くらいクラヰ🔗🔉

くらいクラヰ 副助〔「ぐらい」とも〕 物事を示して、それとほぼ等しい分量や程度であることを表す。 「大きさはピンポン玉くらいだ」 「一メートルくらいの長さ」 「一年くらい前の話」 「真ん中くらいの成績」 「このくらいのことなら僕でもできる」 物事を示して、その程度が軽いことを表す。 「それくらいのことでめげるな」 「お茶を飲むくらいつきあえよ」 低い程度の物事を示して、せいぜいそれだけと限定する意を表す。 「せめて日曜日くらい休みたい」 ある事柄が極端なことであることを表す。 「あの温厚な人が大声を出すくらいだから、よほど頭に来たんだ」 「あいつに頼むくらいなら中止した方がましだ」 《「…くらい…はない」の形で》それが一番であることを表す。 「彼女くらい努力する人はいない」 「試合を棄権するくらいつらいことはない」 ◆名詞「位」から。 「くらい/ぐらい」は今は区別なく使うが、伝統的には、体言には「ぐらい」、コソアド系の連体詞には「くらい」、活用語には「ぐらい」「くらい」ともに付いたという。 近年、時の疑問詞に付く「いつぐらいに始まりますか」「何時なんじくらいに伺えばいいですか」「実施予定は何日ぐらいですか」などの言い方を聞くが、慣用になじまない。正しくは「ころ」「ごろ」を使う。

明鏡国語辞典 ページ 1798 でのくらい単語。