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《「しっくり━」「ぴったり━」などの形で》物事がこちらの気持ちにうまく適合する。🔗🔉

《「しっくり━」「ぴったり━」などの形で》物事がこちらの気持ちにうまく適合する。 「その意見は僕にはしっくりないなあ」 「今の気分にこんなにぴったり━音楽はない」 《上に「こう・そう」「…で」「…と」などの副詞句を伴って》相手がある態勢をとってこちらに対処する意を表す。 「そう━ならこう受ける」 「そうなくちゃ面白くない」 「奴やっこさん、またしても『お願いします』と/でたな」 《「…と来たもんだ」の形で》〔俗〕その事態を満足すべきことや当たり前のこととして受け入れる意を表す。 「うれしいね、旅は道連れ酒は吟醸とたもんだ」 《「…と━と」「…ときては」「…ときたら」「…ときた日にゃ」などの形で》相手の話題を見計らってこちらに引き取るといった気持ちで、物事を題目としてとりたてる。 「音楽と━とやはりモーツァルトだね」 「今時の大人とたら全くしょうがないなあ」 「…ときたら」「…ときた日にゃ」には、多くあきれる気持ちなどがこもる。また、後者は俗語的な言い方。 補動 《実質的意味を半ばとどめた用法》 …した後で、(また)そこに来る意を表す。 「文句を言って━」 「ちょっと駅まで送って━」 「顔を洗って出直してこい そのようなしかたで来る意を表す。 「歩いて━」 「終点まで立ってた」 ある動作が、近づいてくる動作と並行して行われる意を表す。〜しながら来る。 「土産を持って━」 「ベビーカーを押して━」 話し手に近づく動作である意を表す。 「帰って━」 「波が寄せて━」 「向こうからやって━」 「嫌な仕事となると何でも押しつけて━」 複合化の度合いが強く、文語的な表現では「て」が現れず、「寄せ来る」「迫り来る」などとなることが多い。 《形式化した用法》時間的・心理的に近づく気持ちを伴いながら、過去(または、基準となる時点)から現在までの事態の展開を表す。 「少しずつ賛同者が増えて━」 「だんだんと事情がはっきりして━」 「日に増して元気が出て━」 →実質的意味が薄まった以降はかな書きも多い。はかな書きが多い。特に、は積極的にかなで書かれる。 (カ変) 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖到着‖とうちゃく 大分類‖会う‖あう 中分類‖訪れる‖おとずれる 来たか長ちょうさん待ってたほい 待ちかねていた人や事態の到来を歓迎していう軽口。

明鏡国語辞典 ページ 1818 での《「しっくり━」「ぴったり━」などの形で》物事がこちらの気持ちにうまく適合する。単語。