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ころ・す【殺す】🔗🔉

ころ・す【殺す】 他五 生きているもの(特に、人や動物)の生命を絶つ。命を奪う。 「強盗が首を絞めて店主を━」 「過って人を━」 「猫がネズミを━」 「虫も━・さぬ顔をして…」 ⇔生かす 死因を主語にして、「戦争が彼を殺した」などの言い方もできる(ただし、やや修辞的)。 不本意ながら人や動物を死なせる。 「肺炎で息子を━・してしまった」 不可抗力的な死に無力であったことなどを責めて、殺した(殺す)も同然だの気持ちでいう。 生理現象や感情を抑える。押し殺す。また、意図的にものの勢いを弱くする。 「息を━・して見守る」 「声を━・して泣く」 「あくびを━」 「感情を━・して話を続ける」 「スピードを━・して変化球を投げる」 ある作用が、そのものの持つ能力や特性を損なう。駄目にする。壊す。 「濃すぎる味付けが素材の持ち味を━」 好ましくない特性を抑える。 「ワサビが魚の臭みを上手に━・してくれる」 人を主語にしていう言い方もある。「〔コックが〕種々の香辛料で豚肉の臭みを━」 相手を悩殺する。 「流し目で━」 相撲で、相手の差し手の働きを封じる。 「左を━・して一気に寄る」 野球で、走者をアウトにする。 「牽制けんせい球で走者を━」 囲碁で、相手を攻めて目が二つ以上できないようにする。 「左すみの石を━」 殺せる 殺し 関連語 大分類‖死‖し 中分類‖殺す‖ころす

明鏡国語辞典 ページ 2284 での殺す単語。