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しち‐がつ【七月】━グヮツ🔗🔉

しち‐がつ【七月】━グヮツ 一年の七番目の月。文月ふみづきふづき七月のことば 別称(本来は陰暦七月の称。今は新暦に転用する) 文月ふみづきふづき・文披月ふみひらきづきふみひろげづき・七夕月・愛めであいづき(愛し合う織女しょくじょ星と牽牛けんぎゅう星がうという月)・女郎花月おみなえしづき・蘭月らんげつ(蘭は藤袴ふじばかまの別名) 七夕(七日。織女星と牽牛星を祭る行事。ひと月遅れの八月七日に行う地方もある。星祭り。七夕祭り)・小暑(二十四節気の一つ。八日ごろ。この日から暑気に入る)・盂蘭盆うらぼん(一三日から一五日ごろまで行う、先祖の霊を迎える仏事。今は月遅れ八月一五日に行うことが多い。お盆。盂蘭盆会)・土用(小暑から一二日目の七月二〇日ごろを土用の入りとし、八月八日ごろの立秋までが土用の期間。土用の丑うしの日には鰻うなぎを食べて精気を養う風習がある)・三伏さんぷく(陰陽道では夏至の後、第三の庚かのえの日を初伏、第四の庚の日を中伏、立秋の後最初の庚の日を末伏とする。三伏はまさに酷暑の候)・大暑たいしょ(二十四節気の一つ。二四日ごろ。暑さの盛り)・中元(一五日。半年間無事に生きてきたことを祝い、祖先の霊を供養する。後、この時期に贈り物をする慣習が生まれた)・海の日(第三月曜日。国民の祝日) 行事・風物・気象 山開き(霊山などが、その年初めて入山を許すこと)・川開き(川涼みの始めを祝う行事。花火大会を伴うことが多い)・海開き(海水浴場を、その年初めて一般に開放すること)・梅雨明け(古くは小暑の後の壬みずのえの日。今は気象庁が梅雨明け宣言を出す)・四万六千日しまんろくせんにち(一〇日。観世音菩の縁日。この日に参詣すると四万六千日間参詣したほどの功徳くどくがあるという)・酸漿市ほおずきいち(四万六千日の縁日に東京浅草寺の境内に立つ、鉢植えの酸漿を売る市)・朝顔市(鉢植えの朝顔を売る市。六日から三日間、東京入谷いりやの鬼子母神きしもじんで開かれる市が有名)・萩はぎ(花札で、猪いのししとともに七月を表す)・盆踊り・精霊流し・灯籠とうろう流し・藪入やぶいり(一六日。昔、使用人に休暇を与えた日)・夕立・天の川(銀河)・蛍狩り・土用波・入道雲・夏日(一日の最高気温が二五度以上の日)・真夏日(一日の最高気温が三〇度以上の日)・熱帯夜(最低気温が二五度以上になる夜) 誕生石 ルビー(紅玉) 手紙文のあいさつ暑中見舞い〕小暑から立秋前までが暑中。立秋を過ぎると「残暑見舞い」になる。 盛夏[炎暑/酷暑/猛暑/大暑/極暑/烈暑/三伏]の候[折/みぎり]・暑い日が続きますが 暑中お見舞い申し上げます。 暑中おうかがい申し上げます。 日に日に暑さがつのってまいります。 蒸し暑く寝苦しい熱帯夜が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。 炎熱厳しく、緑陰慕わしき今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 時節柄[酷暑のみぎり/暑さ厳しき折から]御自愛専一のほどお祈り申し上げます。 お健やかに夏を過ごされますようお祈り申し上げます。 くれぐれも夏ばてなどなさいませぬように。 夏風邪などお召しになりませぬように。 まずは暑中お見舞いまで。 〔一般〕 長くうっとうしい梅雨も明け、いよいよ夏本番となりました。 梅雨明け宣言とともに夏空が広がってきました。 入道雲がわき立ち、太陽が白く輝く季節となりました。 いよいよ盛夏の季節となりました。 連日の猛暑に、庭の草木もひたすら水をほしがる風情です。

明鏡国語辞典 ページ 2638 での七月単語。