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し・める【占める】🔗🔉

し・める【占める】 他下一 あるものがその場を占有する形で、その部分をふさぐ。また、その場所が基準とする地域の中の、その位置にある。 「ベッドが部屋の大部分を━・めている」 「城山公園が市街地の一角を━」 「琵琶びわ湖は滋賀県の中央部を━・めている」 「占めている」の形が多い。 あるものが他を排する形で、ある位置・地位をふさぐ。 「床の間を背に席を━」 「王座[上位]を━」 「作詞家としての確かな地歩を━(=地位を確立する)」 ある情念が心の中に居座る。 「鬱々うつうつたる思いが心を━・めている」 全体の中である割合をもつ。 「賛成者が多数を━」 「反対派が大勢たいせいを━」 「全社員に対して転職者の━割合は三〇パーセントである」 「A社の市場占有率は九割を━」 自分のものとして利益や勝利を手に入れる。 「漁夫の利を━」 「勝利に味を━・めてかさにかかってくる」 《「優位を━」の形で》物事が他よりも優位に展開する。優位に立つ。 「A国はB国より経済的に優位を━」 「選挙戦は現職が優位を━・めて独走態勢を固めた」 し・む(下二) 関連語 大分類‖得る‖える 中分類‖所有‖しょゆう

明鏡国語辞典 ページ 2726 での占める単語。