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五段動詞とサ変動詞の未然形に付く。上一段・下一段・カ変動詞の未然形には「させる」が付く。→さ入いれ言葉🔗⭐🔉
五段動詞とサ変動詞の未然形に付く。上一段・下一段・カ変動詞の未然形には「させる」が付く。→さ入いれ言葉
二字漢語や和語のサ変複合動詞に付く場合、「勉強さ+せる」「やりとりさ+せる」など、未然形「〜さ」に「せる」が付くのが一般的。一字漢語に付く場合は、「愛させる」「屈させる」など「〜さ+せる」の形をとるもの、「熱しさせる」「信じさせる」など「〜し(じ)+させる」の形をとるもの、「達せさせる」「感ぜさせる」のように「〜せ(ぜ)+させる」の形をとるものがあり、「屈させる/屈しさせる」「達しさせる/達せさせる」「感じさせる/感ぜさせる」など、両形見られるものも少なくない。「愛させる」「屈させる」など、サ行五段動詞「愛す」「屈す」が想定できるものは、五段の未然形「〜さ」に「せる」が付いたものとも解釈できる。また、「信じさせる」「感じさせる」など、ザ行上一段動詞「信じる」「感じる」が想定できるものも、上一段の未然形「〜じ」に「させる」が付いたものとも解釈できる。同じ「〜し+させる」でも、「熱しさせる」「屈しさせる」「脱しさせる」など、「熱しる」「屈しる」「脱しる」といった上一段動詞が想定できないものは、サ変動詞「熱する」「屈する」「脱する」の未然形「〜し」に「させる」が付いたものと解釈する。文語では、「愛せさせ給う」のように「さす(口語の『させる』に相当)」が「せ」に付く。「達せさせる」や「感ぜさせる」など、「〜せ(ぜ)+させる」の形のものは、この文語の形が残存したもの。
〜
は、話し言葉では、「せる」ではなく五段活用の他動詞「〜す」を使うことがある。「通わす」「言わす」「休ます」など。
セル

名
梳毛そもう糸を平織りや綾織りにした薄手の毛織物。合着用の和服地にする。
◇オランダ語の「セルジ(serge)」を「セル地」と解して「地」を略した語。
明鏡国語辞典 ページ 3402 での【五段動詞とサ変動詞の未然形に付く。上一段・下一段・カ変動詞の未然形には「させる」が付く。→さ入れ言葉】単語。