複数辞典一括検索+
たい・する【対する】🔗⭐🔉
たい・する【対する】

自サ変
二つのものが向かい合う。向き合う。対峙たいじする。また、あるものがあるものの方を向く。向かう。
「道を挟んで二軒の映画館が━・している」
「カウンター越しに来客と受付係が━・している」
「好きな絵に━・して一日を過ごす」
言い切りでは「対している」の形が多い。
(ある姿勢をもって)敵として相手に対応する。
「捨て身の作戦で優勝候補に━」
「幕下力士が横綱に全力で━」
(ある態度をもって)相手に対応する。
「一歩下がって先輩に━」
「宥和ゆうわ政策をもって隣国に━」
「上司に━態度が不
ふそんだ」
(ある態度や手段をもって)物事に対応する。対処する。
「誠意を尽くしてクレームに━」
「難病の治療に━に遺伝子操作もってする」
「地震に━備えが不十分だ」
ことばが対語ついご・反対語の関係にある。対立する。
「『悪』は『善』に━」
《「…に━・して」の形で》物事を比較対照する意を表す。…に比べて。…に比して。
「この品は値段に━・して品質が悪い」
「ぐうたらなAに━・して、Bは勤勉だ」
《「…に━・して」の形で》作用の向けられる相手をそれと示して、「…に」の意味を明確化する。
「質問に━・して答える」
「演劇に━・して興味を持つ」
「職員一人に━・して百万円の経費がかかる」
「改革論に━・して反対する」

は、「…に対して」の「対して」を取り去っても意味は変わらない。
たい・す(サ変)
関連語
大分類‖妨げる‖さまたげる
中分類‖逆らう‖さからう
















明鏡国語辞典 ページ 3656 での【対する】単語。