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いた・る【至る(▽到る)】🔗⭐🔉
いた・る【至る(▽到る)】

自五
ある場所に行き着く。到達する。
「目的地に━までに何か所かの難所がある」
「山頂に━道」
ある時刻・時期などになる。
「会議は深更しんこうに━」
「今に━まで連絡がない」
「本案はまだ公表する時期には━・っていない」
「一定の年齢に━と自然に治ります」
ある(極端な)状態や段階などになる。
「大事に━前に手を打とう」
「立身出世して宰相さいしょうの位に━」
「真理に━道は険しい」
「死に━病」
広くすみずみにまで行き渡る。及ぶ。
「分布は日本全域に━」
「徳政はあまねく下情に━」
注意などが細かなところまで行き届く。及ぶ。
「心遣いが━・らぬばかりに失礼を致しました」
「監視の目が末端にまでは━・らない」
ふつう、打ち消しの形で使う。→至らぬ
自分のほうへやってくる。到来する。
「好機━」
「悲喜こもごも━」
《動詞連体形、または漢語サ変動詞語幹+「に━」の形で》最終的に、そのような状態・段階になる。
「ついには海外にまで名を知られるに━・った」
「実施するに━・った状況を説明します」
「犯行に━・った動機が不明だ」
《「…に━まで」の形で》極端な例として、物事をとりあげるのに使う。…までも。
「細部に━までこと細かに描く」
「父はおろか叔母に━まで反対した」
《「…から…に━まで」の形で》その範囲のものすべての意を表す。
「頭の上からつま先に━まで全身ずぶぬれだ」
《「…に━・っては」「…に━と」の形で》極端な例を挙げて、題目として取り立てるのに使う。…になっては。…となると。
「英語はもちろん、フランス語に━・ってはからきし駄目だ」
「事ここに━・っては、撤退もやむなしだ」
◆
もと、

〜
には「至」、


には「到」と使い分けた。今は、すべて「至」を使うのが一般的。地図では、漢文式の「至横浜」などの表記も行われる。
至れる
至り
関連語
大分類‖移動‖いどう
中分類‖到着‖とうちゃく


























明鏡国語辞典 ページ 370 での【至る(到る)】単語。