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ため【▽為】🔗⭐🔉
ため【▽為】

名
その人、そのものの役に立つこと。利益(になること)。
「耳に痛いが━になる話だ」
「家族の━を思って我慢する」
《「…のために」の形で、用言に続けて》…に役立つように。…の利益になるように。
「チームの━に頑張る」
「後々の━に言っておくが、…」
《「…のための」の形で、体言に続けて》…に役立つ。…を利する。…用の。
「新聞小説の━の挿絵」
「死者の━のミサ曲」
《「AのためのA」の形で》Aだけを目的とする意。
「芸術の━の芸術」
「反対の━の反対」
《「…ため(に)」の形で動詞や助動詞の連体形を、「…のため(に)」の形で体言を受けて、下の用言に続けて》次に述べることの目的を表す。
「生きる━に働く」
「事件を忘れない━にも記録をとる」
「目標達成の━努力する」
形容詞・形容動詞の場合は、「…あるため」の形にしたり、名詞に変えて「ため」を続けたりする。「美しくある━に努力する」「健康の━に山登りをする」
体言に続く言い方は「…のための」の形をとる。「活動の━の資金を集める」
文語的な言い方に、動詞未然形を受ける「…んがために」がある。「子の命を救わんが━に危険を冒す」
《「…ため(に)」の形で活用語の連体形を、「…のため(に)」の形で体言を受けて、下の用言に続けて》次に述べることの原因・理由を表す。…によって。…のせいで。…のゆえをもって。
「無理をした━に病気になった」
「道が狭い━に車が入れない」
「家が手狭な━、改築する」
「美しさの━に人から妬ねたまれる」
「交通至便の━に地価も高い」
文語的な言い方に、体言や動詞連体形を受ける「…がために」がある。「これが━に苦労した」「不祥事を起こしたが━に失脚した」















明鏡国語辞典 ページ 3807 での【為】単語。