複数辞典一括検索+

つう・じる【通じる】🔗🔉

つう・じる【通じる】 自上一 道、交通機関、電気・水道などがある所へつながる。また、つながって連絡がつく。 「この道は頂上に━・じている」 「廊下は奥の間に━・じている」 「鉄道が━」 「山奥にまで電気が━・じている」 「停電で電話が━・じない」 「通る」は経路に、「通じる」は到達点に注目していう。 意志や考えが相手に伝わる。 「日本語[意味・冗談]が━」 「気持ちが━」 「思いが彼女に━」 《多く「━・じている」の形で》詳しく知っている。精通する。 「事情[世故せこ]に━・じている」 「諸芸[パソコン]に━・じている」 敵対するものとひそかにつながりをもつ。内通する。 「敵に/と━」 異性とひそかに交わりを結ぶ。密通する。 「人妻[他人の夫]と━」 認められて広く通用する。通る。 「一〇秒を切れば世界に━」 「世界に━指揮者」 「━・じない」の形で使うことも多い。有効に働かず通用しないの意。「そんなことでは国際社会には━・じない」 物事が(奥深いところで関係をもって)他とつながる。通底する。 「自然であることは幸せに━」 「元禄期の作品でありながら表現がシュルレアリスムに━」 同音異義語などが、混同されて互いに区別されなくなる。 「『臆おく』は『憶』に━」 便通がある。通じがある。 「大便が滞って━・じない」 《「…を━・じて」の形で》 物事が広い範囲に及ぶ意を表す。…にわたって。…を通して。 「全体を━・じて好印象をもった」 「生涯を━・じて何ら変わるところがない」 「洋の東西を━・じて観察される」 あるものを仲立ち・方法・手段とする意を表す。…を通して。…を経由して。 「知人を━・じて市長に講演を頼んだ」 「書店を━・じて取り寄せる」 「経験を━・じて学ぶ」 〜ヲは移動の時空間を表すため、を自動詞とする。 他上一 道などがつながるようにする。 「掘り進めて道を━」 「電流を━・じて地場を作る」 意志や気持ちが伝わるようにする。また、気心を通わせて親しく交わる。 「ひそかに敵方と意を━」 「気脈[よしみ]を━」 「情じょうを━(=ひそかに肉体関係をもつ)」 《「刺を━」などの形で》面会を請うために名刺を差し出す。 「刺を━・じて面会を求める」 「重太郎は駅長室に名刺を━・じた松本清張」 =通ずる 関連語 大分類‖知らせ‖しらせ 中分類‖知らせ‖しらせ

明鏡国語辞典 ページ 4015 での通じる単語。