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つか・える【支える・閊える・痞える】ツカヘル🔗🔉

つか・える【支える・閊える・痞える】ツカヘル 自下一 「差し支える」の古い言い方。 「深酒は健康に━」 突き当たったり詰まったりして先へ進まなくなる。 「管に通した棒が━・えて途中で動かなくなる」 「排水溝がどろで━・えて水が流れない」 「荷物が階段で━・えて動きがとれない」 体の先端が天井などにぶつかって動きがとれない意で、それほどに天井が低かったり部屋が狭かったり背が高かったりすることをいう。 「立って歩けば頭が━・えそうな低い天井…新田次郎」 「藁葺わらぶきのあばら家だから、中は鼻が━程狭い芥川 人・車・仕事などが立てこんで、順調な流れが妨げられる。 「客が━・えてレジの前に列ができる」 「本道もバイパスも車が━・えている」 「上が━・えているので昇進できない」 「仕事が━・えて身動きできない」 他の人が使っているために使えない状態になる。ふさがる。 「電話が━・えている」 「トイレが━・えて使えない」 閊・痞胸やのどがふさがったような感じになる。 「もちがのどに━」 「悲しみで胸が━」 「心に━・えていたものが取れる」 発話や朗読で、ことばにつまる。 「挨拶あいさつのことばがのどに━・えて出てこない」 「台詞せりふに━・えれば何度でも言い直しだ」 ◆は、強めて「つっかえる」とも。 他下一《「手を━」の形で》礼として両手を床につく。また、身を支えるために両手をつく。 「両手を━・えてあいさつをする」 「(玉枝ハ)ゆれる舟べりに両手を━・え、じっと腹痛にたえた水上勉」 ◇やや古風な言い方。 ◆「閊」は国字。 つか・ふ(下二) つかえ

明鏡国語辞典 ページ 4026 での支える単語。