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つもり【(積もり)】🔗🔉

つもり【(積もり)】 《「━だ」の形で》話し手の持続的な意志・意向などを表す。〜(よ)うと思っている。 「借りた物は耳をそろえて返す━だ」 「成功させるためには経費は惜しまない━です」 「自分では冷静な/の━だ」 話し手以外の意志・意向についていうときは下に疑問や推量などを伴う。「結婚式には出る━かい?」「遊んでばかりいてどうする━だろう」「彼は是が非でも留学する━らしい」 《「━だった」の形で、多く下に逆接の語を伴って》その意志があったにもかかわらず、思い通りに事が運ばなかったことを示唆する。 「謝罪する━だったのに、怒らせてしまった」 「私と志乃は、そんな晴れがましい旅行はせぬ━だったが、母がぜひいってこいというのである三浦哲郎 《「…た━だ」「…の━だ」などの形で》現実とは異なる仮定を表す。また、自分勝手な判断や思い込みを表す。 「死んだ━で頑張る」 「抜かりなくやった━だったが失敗した」 「分かっている━だったのに…」 「友達の━だか何だか知らないが妙になれなれしい」 《「━がある」「━がない」の形で》行為者の意志・意向などの有無をいう。 「もうお会いする━はありません」 「容疑者は最初から殺害する━などなかったのだ」 あらかじめ見はからって計算すること。見積もり。 「━がはずれる」 《「お━」の形で》酒宴で、その酌で終わりにすること。 「これでお━にしよう」 ◆は「心算」とも当ててきたが、今はかな書きが一般的。

明鏡国語辞典 ページ 4106 での(積もり)単語。