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て‐も🔗🔉

て‐も 〔活用語の連用形に付き、ガ・ナ・バ・マ行の五段動詞に付くときは、「でも」となる。形容詞に付くときは「っても」とも〕 連語 上の動詞に累加や強調などの意を添えて、下の(補助的な)用言に続ける。 「気づい━いない」 「そんなこと、思っ━みなかった」 《「…━いい」「…━構わない」などの形で》許可・許容を表す。…ともよい。…て[で]いい。 「何を聞い━構わないか」 「勝負はついたと見━いい」 「心配しなく━結構です」 「…ても[でも]いい/…て[で]いい」は、意味が近いが、前者のほうが譲歩する気持ちが強い。 ◆は、接続助詞「て」+副助詞「も」。 接助 逆接の仮定条件仮定の事柄を条件として示し、後に述べる事柄がそれに拘束されないことを表す。かりに…したとしても。それでも。 「雨が降っても決行する」 「たとえ帝王であっても許される行為ではない」 「鳥だとしても飛べない」 逆接の確定条件すでに起こった事柄を条件として示し、後に述べる事柄がそれに拘束されないことを表す。 「知っていても知らぬ顔をする」 「いくら頼んでも聞いてくれない」 「いかに強調してもしすぎることはない」 《「…ても…ない」の形で、同じまたは類似した意味の動詞を並べて》事の成立を強く否定する。いかに努めても…できない。全く…ない。 「二人の関係は切っても切れない」 「どう説明しても説明しきれない」 「死んでも死にきれない」 ◆は、「ても」の転。とも、一歩引き下がる気持ちで仮定を展開することから、譲歩とも。

明鏡国語辞典 ページ 4224 でのても単語。