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とて🔗🔉

とて 格助文語 《文相当の句に付いて》…と言って。…と思って。 「先を急ぐとて旅立った」 《「…こととて」の形で》それが原因・理由で。 「慣れぬこととてご迷惑をおかけした」 「子供のこととてお許し下さい」 副助文語《体言に付いて》…であっても。…の場合も。…だって。 「彼らとてやりたくてやったわけではない」 「この事件とても例外ではない」 接助文語 《活用語の終止形に付いて》…であるとしても。…でも。 「たとえ反対されたとてやり抜くぞ」 「…たとて」「…だとて」は、口頭語ではそれぞれ「たって」「だって」となる。「殴られたって平気だ」「私だってつらいのよ」 《「…からとて」の形で》それだけの理由で。…からといって。…としても。 「事業に失敗したからとてすべてを失ったわけではない」 口頭語では「からって」となる。「勝ったからって威張るな」 ◆格助詞「と」+接続助詞「て」から。

明鏡国語辞典 ページ 4433 でのとて単語。