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なが・い【長い(永い)】🔗🔉

なが・い【長い(永い)】 空間的な幅が大きい。 両端間の距離が大きい。 「このシャツは袖そでが━」 「━ロープ」 「━・く伸ばした髪」 建造物や背丈など、上下の幅で測るものは「高い/低い」を、縦横・前後左右などの幅で測るものは「長い/短い」を使う(百メートルを超える高い建物/この教会は横よりも縦が長い)。立った電柱は「高い」だが、横たえて計測する場合は「長い」である。 《「東西[左右・前後・縦]に━」などの形で》あるものがその方向に(より)大きな長さで広がり連なる意を表す。 「日本列島は南北に━」 「この長方形は縦に━」 時間的な幅が大きい。 連続した事柄に要する時間が大きい。 「当店は営業時間が━」 「━・く家を空ける」 「日が━・くなる」 《「━こと」の形で、副詞的に》連続した時間が長大に及ぶさま。長い間。 「姉とはもう━こと会っていない」 極端な無為や多事多端などのために、一定の時間が異様に長大に感じられるさま。 「━一日がやっと終わった」 時に限りをつけないさま。永久だ。永遠だ。 「末━・く、幸あれと祈る」 「後世に━・くその名を残す」 「永」を使うことが多い。 情報量が多く、受容や鑑賞に時間がかかるさま。長大だ。 「━手紙を書く」 「━小説」 「話せば━・くなるが…」 《「息が━」「息の━」の形で》物事が長期にわたって続くさま。 「息の━仕事」 《「気が━」「気の━」の形で》ゆったりと構え、あせらないさま。のんびりしている。 「脱稿までに二〇年もかけるとは気の━話だ」 《多く「細く━・く」の形で》→細い ‐さ 関連語 大分類‖長い‖ながい 中分類‖長さ‖ながさ 大分類‖長い‖ながい 中分類‖長期間‖ちょうきかん

明鏡国語辞典 ページ 4551 での長い(永い)単語。