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の・む【飲む(む)】🔗🔉

の・む【飲む(む)】 他五 液体を口からのどを通して体内へ流し入れる。また、固形物をかまずに体内に送り込む。 「水[果汁・スープ・味みそ汁]を━」 「毎日ビタミン剤を━」 「蛇がかえるを━」 「━・まず食わずで(=何も口にしないで)二日を過ごす」 特に、酒を体内に入れる。飲酒する。 「昨夜は浴びるほど(酒を)━・んだ」 「この店でちょっと━・んでいこう」 「仲間と━」 「乗るなら━な、━なら乗るな」 〜ヲに酒を表す語を伴わないことも多い。なお、「祝い酒[やけ酒]を━」などは、ある状況下で酒を飲むことを簡潔にいう言い方。 タバコを吸う。喫煙する。 「うまそうにタバコを━」 喫む」とも。 高波などが人や人家などを中に取り込む。包み込む。飲み込む。 「高波が人を━」 「濁流が小舟を━」 「民家が高潮に━・まれる」 「やみに━・まれて姿を消す」 受身形も多い。 〔やや古い言い方で〕刃物などを隠し持つ。 「懐に匕首あいくちを━」 気力で相手を圧倒する。また、相手を軽く見る。 「敵を━・んでかかる」 「会場の雰囲気に━・まれる」 受身形も多い。 相手の要求などを受け入れる。妥協して認める。 「敵の条件を━」 「先方の言い分を━」 「清濁併せ━」 〔慣用句的に〕出そうになるものを抑える。こらえる。 「あまりの美しさに息を━」 「かたずを━・んで見守る」 「涙を━・んで(=悔しさをこらえて)あきらめる」 ◆」は丸のみにする、ぐいぐいのむ意で、「丸薬をむ()」「大酒をむ()」「蛇[波]が蛙[舟]をむ()」「短刀をむ()」「敵をむ()」「条件をむ()」「息をむ()」などと好まれる。一般には「飲」でまかなうが、まかないがたいとしてかな書きにすることも多い。 飲める 飲み 関連語 大分類‖飲食‖いんしょく 中分類‖飲む‖のむ 大分類‖許可‖きょか 中分類‖承諾‖しょうだく

明鏡国語辞典 ページ 4830 での飲む(む)単語。