複数辞典一括検索+

はこ・ぶ【運ぶ】🔗🔉

はこ・ぶ【運ぶ】 他五 ある所から他の所へ人や物を動かし移す。移動させる。〔意図的な行為にもそうでないものにもいう〕 「手に持って荷物を━」 「夕食を食卓に/へ━」 「観光客をフェリーで━」 「船で石炭を━」 「トラックで引っ越し荷物を━」 「親鳥がひなにえさを━」 「蚊が病原菌を━」 「船で/が食糧を━」のように、〜デ(手段格)を〜ガ(主格)に置き換えていう言い方もある(主に乗り物の場合)。 自分の動きや流れに乗せて他のものを動かし移す。 「春風が花の香りを━・んでくる」 「手紙が感動を━」 「低気圧が湿った空気を━・んでくる」 「波が浜に漂流物を━・んでくる」 「ヘモグロビンが酸素を━」 「胆管が胆汁を━」など、静止した通路を主語にしていう言い方もある。 目的に従って手に持った道具を動かす作業をする。 「筆を━(=文章を書く)」 「せっせと針を━(=縫い物をする)」 「器用にはしを━」 歩行などのために自分の足や体を動かす。 「何回となく図書館に足を━(=行く)」 「軽やかに足を━・んでワルツを踊る」 「歩一歩と着実に歩みを━」 《「お━・びになる」「お━・び下さる」などの形で》「来る」「行く」の尊敬語。 「陋屋ろうおくですがどうかお━・び下さい」 「わざわざお━・び頂き恐縮です」 あるしかたで物事を推し進める。進める。推進する。 「手堅く試合を━・んで初戦を勝ち取る」 「慎重に事を━」 多く上に様態を表す副詞句を伴う。 自五物事があるしかたで展開する。進しんちょくする。進む。 「話が滞りなく━」 「事が予定どおりに━」 「交渉がうまく━」 「とんとんと[すらすらと]━」 ふつう上に様態を表す副詞句を伴う。 運べる 運び 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖運ぶ‖はこぶ

明鏡国語辞典 ページ 4931 での運ぶ単語。