
呼気といっしょに鯨
くじらが海水を勢いよく体外に出す。
「鯨が潮を━」

「噴く」とも。

それまで見えなかったものを表面に現し出す。生じる。
「バラが芽を━」
「銅板が緑青
ろくしょうを━」

〜ヲに

結果

(=発生出現するもの)をとる。現象としては


の自動詞と同じだが、


のほうはみずからが作り出すといった意味合いが強い。

〔古い言い方で〕

鉱石をとかして金属をとり出す。精錬する。
「銅を━」

金属をとかして器具を作る。鋳造する。
「鐘を━」
◇

は、ふいごなどで風を送って火力を強めることからいう。
◆「噴く」と同語源。
吹ける
関連語
大分類‖風‖かぜ
中分類‖
吹く‖ふく
ふ・く【噴く】


自五


内部から気体・炎・液体などが勢いよく出る。特に、沸騰して中の湯などがあふれ出る。
「傷口から血が━」
「額から汗が━」
「罐
かまから蒸気が━」
「お湯が煮立って鍋
なべが━」


他五


気体・炎・液体などを内部から勢いよく出す。
「火山が火を━」
「鯨
くじらが潮を━」

勢いが弱い場合は「吹く」が一般的。また、鯨の場合は「吹く」も使う。→
吹く

関連語
大分類‖移動‖いどう
中分類‖
出る‖でる