複数辞典一括検索+

ふ・れる【触れる】🔗🔉

ふ・れる【触れる】 自下一 人(の体)が他の人や物に瞬間的に接触する。ちょっとだけさわる。〔意図的な行為にもそうでないものにもいう〕 「彼の手が彼女の肩に━」 「恐る恐る傷口に━」 「赤ちゃんのやわらかいほおに━」 「高圧線に━・れて感電する」 「暗やみで伸ばした手が柱に━」 「肩と肩が━」 類義の「触さわる」は多く意図的な行為にいう。 何かが他の人や物に瞬間的に接触する。 「前髪が額に━・れてうるさい」 「金属が空気に━・れて酸化する」 《「脈が━」の形で》脈拍が指先に感じられる。 「手首も上膊じょうはくも脈が━・れなくなって…三島由紀夫 〔慣用句的に〕目・耳などに知覚される。 「人の目に━・れないように行動する」 「不快なうわさが耳に━」 ある事柄にかかわる。特に、ある事柄に言い及ぶ。 「問題の核心に━」 「事件の真相に━」 「過去のことには━・れないでおこう」 法律・規則などに反する。抵触する。 「この行為は法律に━」 ある物事や機会に出あう。 「事に━・れて話を蒸し返す」 「折に━・れて忠告する」 ある物事にじかに接する。また、じかに接して影響を受ける。 「異文化に━」 「温かい人柄に━」 「芸術的な雰囲気に━」 ある物事に接して感動する。 「人生の機微に━・れて感銘を受ける」 「心(の琴線きんせん)に━話」 相手の怒りなどを身に受ける。 「家元の怒りに━・れて出入りを禁じられる」 「師の逆鱗げきりん[勘気かんき]に━」 他下一 手・指などの体の部分を他の物に軽く接触させる。 「バラのとげに指を━」 「展示品には手を━・れないでください」 「杯に口を━」 広く人々に知らせる。 「近所に悪口を━・れて歩く」 は、「━・れ(て)歩く[回る]」の形が多い。 ふ・る(下二) 触れ 関連語 大分類‖広める‖ひろめる 中分類‖広報‖こうほう 大分類‖当たる‖あたる 中分類‖接する‖せっする

明鏡国語辞典 ページ 5488 での触れる単語。