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極端なものを例示して、他はましてと暗示する。🔗⭐🔉
極端なものを例示して、他はましてと暗示する。
「君まで僕を疑うのか」
「親にまで見かぎられるとは」
「こんな苦労をしてまでも生きねばならないのか」
「までも」と言って、意味を強める。
程度を表す。
《こそあど言葉に付いて》程度がはなはだしいさまを表す。
「ここまで落ちぶれたか」
「どこまで執念深いんだ」
「そんなことまでしたくない」
「あれほどまでして頑張ったのに…」
《「…(ほど)までに」の形で、動詞連体形を受けて》それが起こり得るような(程度の高い)段階であることを表す。…くらいに。
「親を助けるまでに成長した」
「死ぬほどまでに苦しんだ」
《「…まで(のこと)だ」の形で》物事を限定して、他に及ばない意を表す。
《動詞連体形を受けて》事柄を軽いものとして示す。
「たかが試験に受かったまでのことではないか」
「ご参考までにお送りします」などは、これを慣用的に使ったもの。ほんの…として、の意。「とりあえずご返事までに」は、下に来るべき「認したためました」などを省略していうもの。さらに簡略化して、「取り急ぎお礼まで」のように「まで」で止める言い方もある。
《上に条件句を伴って、動詞連体形を受けて》それ以外に選択する余地がない意を表す。
「電車がないなら歩くまでだ」
「これでだめなら死ぬまでだ」
自分の選択や決意に向き直り、これでよいと言い放つ表現。
《多く上に条件句を伴って、「これまでだ」「それまでだ」などの形で》その段階で終わり、先がないことを表す。
「失敗したらそれまでだ」
「稚拙と言えばそれまでだが、何か取り柄はあろう」
「その勝負、もはやこれまで」
《打ち消しとともに使って》そうする必要がない意を表す。
《「…まで(のこと)もない」の形で》そうしなくても十分である意を表す。…には及ばない。…しなくてもいい。
「そんなことは言うまでもない」
「確かめるまでもなく明らかだ」
「この程度なら医者に行くまでのこともない」
《「…ないまでも」の形で受けて》そうする必要はないとしても、せめて、の意を表す。
「病院に行かないまでも見舞状くらいは出しておこう」
「怒らないまでもがっかりはするだろう」
◆
漢字では「▼
」と書く。
マティーニ[martini]

名
ドライジンにフレンチベルモットを合わせたカクテル。オレンジビターを加えて香りをつけ、オリーブの実を添える。
明鏡国語辞典 ページ 5817 での【極端なものを例示して、他はましてと暗示する。】単語。