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むす・ぶ【結ぶ】🔗⭐🔉
むす・ぶ【結ぶ】

他五
糸・ひも・帯などをからみ合わせて離れないようにする。また、そのようにしてひもなどをある形に作る。
「二本のひもを━」
「靴ひも[風呂敷]を━」
「草を━・んで道しるべとする」
「丸帯をお太鼓に━」
ばらばらになったり離れ離れになったりしないようにひもなどでくくりつける。結びつける。
「髪をリボンで━」
「荷物をひもで━」
「二人は運命の赤い糸で━・ばれている」
ひもなどを物や体の周りに巻きつける。結びつける。
「神木におみくじを━」
「頭の後ろで鉢巻きを━」
「結ぶ」
ことによって、建造物などを作り出す。
「草庵そうあんを━」
「垣根を━」
口・手を固く閉じる。
「口を固く━」
「口をへの字に━」
「━・んでひらいて
手をうって━・んで
むすんでひらいて
」
「拳こぶしを━」のように、〜ヲに
結果
をとる言い方もある。手のひらを固く閉じてこぶしを作る意。
仏教で、手の指で悟りなどを象徴的に表す形を作る。
「手に印いんを━」
連絡や通信を可能にするために、複数のものをつなぐ。
「○○大橋が両県を━」
「ネットワークが事務所と事務所を━」
「遺留品が容疑者と事件を━」
〜ガを〜デ(=手段)に替えていう言い方もある。「二点間をホットラインで━」
「結ぶ」
ことによって、連絡のつく環境を作り出す。張りめぐらす。築く。
「全市内に緊急連絡網を━」
「鉄壁の包囲網を━」
〜ヲに
結果
をとる言い方。
約束して強い関係を作る。
「両者は一億円で売買契約を━・んだ」
「隣国と通商条約を━」
〜ヲに
結果
をとる言い方。「業者と手を━・んで私腹をこやす」のように、
対象
をとる言い方もある。
別々の体や心をつないで離れないようにする。結び合わせる。
「愛情が二人の心をしっかりと━」
「二人は強固な信頼感で━・ばれている」
「めでたく━・ばれる(=愛が成就じょうじゅする・結婚する)」
受身の形が多い。また、「親交を━」のように、〜ヲに
結果
をとる言い方もある。深い交わりを作り出す意。
米飯を握り飯にする。握る。
「赤飯を俵形に━」
「おむすびを三角に━」のように、〜ヲに
結果
をとる言い方もある。握り飯を作る意。
形のあるもの(特に、粒状の物)を生じさせる。
「空気中の水分が露を━」
「ミカンが実を━」
「長年の努力が実を━」
「ヒマラヤ登頂に若き日の夢を━」
「網膜に像を━」
話・文章などをしめくくる。
「感謝のことばで挨拶あいさつを━」
「『敬具』と記して手紙を━」
係り結びで、係助詞に呼応した形で文を終止させる。「こそ」を受けて文末の活用語を已然形にする類。

自五
形のあるもの(特に、粒状の物)が生じる。
「桑の実が━」
「ハスの葉に露が━」
◆「掬ぶ」と同語源。
結べる
結び
関連語
大分類‖生‖せい
中分類‖生み出す‖うみだす

















































明鏡国語辞典 ページ 5978 での【結ぶ】単語。