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《「目に━」の形で》現実の光景が視覚を通して現れる。映じる。見える。🔗🔉

《「目に━」の形で》現実の光景が視覚を通して現れる。映じる。見える。 「ほほえましい光景が私の目に━・った」 《「目に━」「心に━」などの形で》物事が人の印象や想念となって現れる。映じる。 「部下の行動は私の目には優柔不断に/だと━」 「パソコンは初心者の目には難しそうに━」 「傍目はためにどう━・ろうと気にしない」 「幼児の心に━・った大人」 《「…に(よく)━」の形で》調和する。似合う。映える。 「紺の背広には赤いネクタイが(よく)━」 「彼女には青色のドレスがよく━」 「富士に━紅葉」 ◆「移る」と同語源。 映り うつ・る【移る(遷る)】 自五 人や物が移動する。 「日本を去ってアメリカに━」 「一戸建てに━」 「こちらは来春営業部に━田中さんです」 「鳥が枝から枝へと━」 「火が隣家に━」 人事異動などの場合は「遷る」とも。 居所や所属が変わる。 「山の手から下町に住所が━」 「大手プロダクションに所属が━」 「企画室に部署が━」 「下町に住所を━」「他チームに籍を━」のように他動詞としても使う。これらを他動詞「移す」で言うと、動作主の意図がさらに顕著となる。 「遷る」とも。 の「来春営業部に━(=行く)田中さんです」は移動に、の「企画室に部署が━(=変わる)」は物事の変更に注目した言い方。 役割・権限などの所在が変わる。 「担当が兄から弟に━」 「管轄が官庁から民間に━」 場所が変わって、その役割や機能をもった土地ができる。 「奈良から京都に都が━・った」 「繁華街が駅前から国道沿いに━」 「遷る」とも。 眼前の光景が動いて、他の光景に変わる。 「舞台は暗転して子別れの場に━」 「車窓の光景が次第に田園風景に━・ってゆく」 精神の状態が、ある状態から他の状態に変わる。 「無我の境地に━」 「無意識の世界に━」 関心の対象が他のものに変わる。 「られた子供に情が━」 「オペラに興味が━」 時が過ぎ去る。経過する。また、時が経過して物事が変化する。 「時が━」 「春から夏に季節が━」 「封建時代から近代へと時代が━」 「時代とともに世の中も━」 香りや色が他のものにしみこむ。 「脂粉の香りが衣服に━」 「ユズの匂においが手に━」 「ツユクサの色が着物に━」 病気など、よくないものに感染する。また、もののけなどが他に乗り移る。 「風邪が━」 「悪い癖が子供に━」 「もののけが獣の体に━」 病気の場合は、「感染る」とも当てるが、かな書きが普通。 物事が次の段階に進む。 「次の動作に━ときに少し間を置く」 「初級から中級へ━」 「今や実行に━べき時だ」 移れる 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖移動‖いどう

明鏡国語辞典 ページ 605 での《「目に━」の形で》現実の光景が視覚を通して現れる。映じる。見える。単語。