
さらに敬意を高めようとして、「お出になられる」「おっしゃられる」など、敬語動詞に「れる」が重ねて使われることもあるが、標準的でない(敬意過剰な、二重敬語)。
◆文語形は「る」。

五段動詞とサ変動詞の未然形に付く。上一段・下一段・カ変動詞の未然形には「られる」が付く。

二字漢語のサ変複合動詞には、「影響される」「発見される」のように、未然形「〜さ」に「れる」が付くのが一般的。一字漢語の場合、「愛される」「称される」のように「〜さ+れる」の形をとるもの、「察しられる」「信じられる」のように「〜し(じ)+られる」の形をとるもの、「称せられる」「信ぜられる」のように「〜せ(ぜ)+られる」の形をとるものがある。「愛す」のようにサ行五段動詞があるものは、五段の未然形「〜さ」+「れる」とも解釈でき、「信じる」のようにザ行上一段動詞があるものは、上一段の未然形「〜じ」+「られる」とも解釈できる。「愛せられる」「称せられる」「信ぜられる」など、未然形「〜せ(ぜ)」に「られる」が付く形は、文語の残存形と考えられるが、「宣[冠]

される/せられる」のように「せられる」のほうが優勢なものや、「魅する」のように「魅せられる」しかないものもある。

サ変動詞「する」の場合、全体で「される」となる。「(皆が非難をする→)皆から非難をされる」
「れる」「られる」の意味と文型
(「AがBをCする」に「れる」「られる」を付けたときの意味と文型)
尊敬→AがBをCされる

「先生はトルコ語をどちらで学ばれたのですか」
可能→AがBをCされる

「私はこの魚を食べられる」
→AにはBがCされる

「私にはこの魚が食べられない」
自発→(Aには)BがCされる

「(私には)母が思い出される」
受身→BがAにCされる(直接受身)「花子が先生にほめられる」
→DがAにBをCされる(間接受身)「母親が赤ん坊に泣き声を上げられた」
→BがCされる(自動的表現)「明かりがともされている」
→BがAによってCされる(生産物)「この詩は李白によって書かれた」
れん【連】


名


「連勝式」の略。→
連勝式

印刷用紙の全紙を数える単位。一連は千枚。
「B判の上質紙三━」

(造)

つづく。つづける。
「━休・━戦・━載」

つながる。つなげる。また、手をつなぐ。協力する。
「━山・━結・━携・━合」

なかま。
「常━・奥様━・学生━」

「連合」「連合会」などの略。→
連合
「国━・経団━」

ひとまとめにくくったものや、連ねたものを数える語。
「数珠一━」
「真珠のネックレス三━」
「五━のめざし」
関連語
大分類‖人‖ひと
中分類‖
人々‖ひとびと