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わけ【訳】🔗⭐🔉
わけ【訳】

名
物事の道理や理屈。筋道。
「まるで━の分からない人だ」
ことばの意味や物事の内容。
「ことばの━を調べる」
「━の分からない事件だ」
物事の理由。また、その事情やいきさつ。
「納得できるように━を説明してくれ」
「泣いている━を尋ねる」
「これには深い━がある」
「━もなく泣き出す」
「彼の不機嫌
な/の━を知りたいか」
《「…━だ」「…━です」などの形で、活用語の連体形を受けて、助動詞的に》
事柄を事実として提示し、それが当然の成り行きとして成立したことを説得的に主張する。
「その後二人はすぐに結婚した━です」
「心配だからこそこうして伺った━です」
物事の事情や因果関係などを確信をもって提示し、話を説得的に展開する。
「犯人の目的は盗みに見せかけることにあった━です」
既成の事実や発言の内容を確認する。
「〔前置きで〕先週新内閣が発足した━ですが、…」
《「〜だと…━だ」「〜ば…━だ」などの形で》前に示したことから、後の事柄が必然的に導かれることを納得する意を表す。
「新幹線だと三時間で着く━だ」
「一升も飲めば酔っぱらう━だ」
「なるほど、それで彼は不参加な━だ」
《「…━では[でも]ない」「…━じゃない」などの形で、活用語の連体形を受けて、その事実に説明を加える気持ちで助動詞的に使う》
聞き手がある事実から当然のことと予想するであろう推論や結論を否定する。予想に反して…だ。
「イタリア語を解する━じゃないが、オペラが好きだ」
「口調は激しいが、何もけんかをしている━ではない」
事実として提示し、説得的主張の根拠とする。
「今から駆けつけても間に合う━ではないから、ゆっくりしよう」
「何も私が頼んだ━じゃないんだから…」
《多く、全面的肯定を表す文を受けて》その事実を部分的に否定する意を表す。
「全員が反対している━ではない」
「いつも気にしている━ではない」
「どこにでもある━ではない」
《打ち消しの文を受けて、二重否定の形で》その事実を部分的に肯定する意を表す。少しは…だ。
「適任者がいない━ではない」
「私にも非がなかった━ではない」
《「…━が[は・も]ない」の形で、助動詞的に》それだけの理由・道理がないの意で、その可能性が全くないことをいう。…はずがない。
「彼女がそんなこと言う━がない」
《「…━にはいかない」の形で》→いかない
「おめおめと引き下がる━にはいかない」
◆「分け」と同語源。
形式的な意味を表す
以降は一般にかな書き。
〜
は「訳やく」と紛れやすいことから、かな書きも多い。
古くは「▼訣」とも。
関連語
大分類‖関係‖かんけい
中分類‖理由‖りゆう



























明鏡国語辞典 ページ 6604 での【訳】単語。