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わら・う【笑う(▼嗤う)】ワラフ🔗⭐🔉
わら・う【笑う(▼嗤う)】ワラフ

自五
うれしさ・おかしさ・楽しさ・照れくささ・軽蔑けいべつなどの表現として、顔をやわらげたり声を立てたりする。
「大声でハハハと━」
「うれしそうににっこりと━」
「満足そうににんまりと━」
「腹の皮がよじれるほど━」
「鼻で━(=せせら笑う)」
「━・っている(=のんきに構えている)場合ではない」「今度だけは━・って(=ことさらに追及せずに・怒らずに)許す」「━・って(=円満に)別れる」など、「━・って〜する」の形では、必ずしも笑顔や笑い声を伴うことなく、物事が深刻な状況にない意を表す。
《「━・ってしまう」「━・っちゃう」などの形で》〔俗〕あまりのひどさに笑いがひとりでに出てくる。事のばかばかしさなどを軽蔑けいべつ・
笑ちょうしょうしていう。
「あの気どった物腰、━・ってしまうわ」
「これくらいの雪で大騒ぎするなんて━・っちゃうよ」
〔雅〕花のつぼみが開く。また、果実が熟して皮がさける。
「鳥鳴き花━」
「クリのいがが━」
〔俗〕膝ひざががくがくする。
「膝が━・って歩けない」

他五
ばかにする。
笑ちょうしょうする。あざわらう。
「一円を━者は一円に泣く」
「来年のことを言うと鬼が━」
「目くそ鼻くそを━」
◆
「嗤」はばかにしてわらう意。「鼻先でふんと嗤う」「政府の愚策を嗤う」などと使うことがある。
笑える
笑い
関連語
大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい
中分類‖笑う‖わらう




















明鏡国語辞典 ページ 6627 での【笑う(嗤う)】単語。