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補動《「て[で]━」の形で》🔗🔉

補動《「て[で]━」の形で》 あとで起こる事態を予想して、手回しのよい動作を行う意を表す。あらかじめ…する。 「前もって調べて━とよい」 「あれほど注意して━・いたのに、しくじったのか!」 「新聞の上に置いて━・いた眼鏡がない」 動作の持続をそのまま放任する意を表す。…してそのままにする。 「言いたいだけ言わせて━さ」 「ほうって━といつまでもゲームよ」 「少し待たせて━のも手だ」 当座の処置としてある動作を行う意を表す。 「この辺でやめて━」 「せっかくだからもらって━か」 「今度だけは大目に見て━」 「〔捨てぜりふで〕よく覚えて━・け!」 ◆ 口頭語では「…ておく」「…でおく」は、「…とく」「…どく」となることが多い。「知っとくと便利だ」「あらかじめ読んどくといい」 「…ずにおく」「…ないでおく」は、「…て[で]おく」の本動詞の部分を打ち消したもの。「彼には連絡しないでおく」「当座はとがめずにおく」 かな書きも多く、特には一般にかな書き。 置ける「気のおけない(=気さくにつきあえる)人」 関連語 大分類‖扱い‖あつかい 中分類‖設置‖せっち 大分類‖扱い‖あつかい 中分類‖放置‖ほうち 大分類‖止める‖とめる 中分類‖固定‖こてい おく【憶】 (造)思う。おぼえる。 「━念」 「記━・追━」 ◇「憶測・憶断・憶説・憶見」などの「憶」は「臆」の代用字。

明鏡国語辞典 ページ 819 での補動《「て[で]━」の形で》単語。