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の【野】🔗🔉

の【野】 自然のままの広く平らな土地。野原。 「━に置く(=自然のままにしておく)」 田畑。のら。 (造)野生の。 「━うさぎ・━ばら」

の【幅・布】🔗🔉

の【幅・布】 布のはばを表す単位。一幅ひとのはふつう鯨尺くじらじゃくの九寸から一尺で、約三四センチメートルから約三八センチメートル。 「四━の布団」 ◇計量法の基準となるSI単位系外の単位。

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格助 《体言または体言相当句+「の」の形で》あとに続く体言を修飾限定する。二つの体言は、さまざまな意味の結びつきをなす。 ()ものの性質を表す。 所有者を表す。 「母指輪」 「私家」 存在場所や所属先を表す。 「高台家」 「文学部学生」 物事の時期を表す。 「冬北海道」 「三時おやつ」 状態・状況・素材などの特性を表す。 「薄幸人」 「休業中店」 「鉄扉」 数量や順序などを表す。 「三人子供」 「三つめ角」 資格や立場を表す。 「弁護士田村」 「三女綾子」 ()相対的な関係の基準を表す。 部分に対する全体を表す。 「山ふもと」 「小指先」 「学生ほとんど」 「建物一部」 相対的な位置づけの基準を表す。 「食事あと」 「事件三日前」 「パン屋左」 「川向こう」 事柄の推移の基準を表す。 「事故原因」 「主張根拠」 「協議結果」 ()事柄の特徴を表す。 物事の具体的な内容を表す。 「法律本」 「事故報告」 動作の目的を表す。 「入会手続き」 「旅行準備」 動作の主体や対象などを表す。 「娘合格」 「水流れ」 「季節移り変わり」 「胃手術」 《形容(動)詞語幹+「の」の形で》〔雅〕形容動詞や形容詞の語幹に添えて、状態を表す。 「永なが別れ」 「麗し君」 《連用修飾語に添えて》事柄の成立に関わる事物を表す。 「名詞+格助詞」の成分に付いて、その格助詞の意味を元に事柄を詳しくする。 「息子へ手紙」 「父から贈り物」 「友人と旅行」 「に」は「にの」とは言いにくく、「への」に置き換わるのが普通。「アメリカに留学する」→「アメリカへの留学」 「について」「に関して」「にとって」など、格助詞相当の連語に付いて、事柄をより具体的に説明するのに使う。 「開発について意見」 「彼に関して」 「子供にとって親」 「親としてつとめ」 動詞に「て」や、「て」+「から」、「まで」などが添えられたものに付いて、事柄の継起関係や付帯状況などを表す。 「帰ってからひと騒動」 「仕事が始まるまで小休止」 「見てお楽しみ」 「接近して攻撃」 引用を表す「と」に付いて、事柄の内容を表す。 「帰れと命令」 《後に形式名詞などを続けて》それらが表す意味を補完する。 「紅葉もみじような手」 「青少年ための音楽会」 「もとままにしておく」 「お食事中ところ」 「ご存じはずだ」 《連体修飾節で使って》節中の述語が表す動作・作用の担い手を表す。 「先生お書きになった本」 「雪降る夜」 「時過ぎゆくまま」 「運動苦手な人」 「絵好きな母」 「お茶飲みたい方」 ◇文語では、主文における動作・作用の担い手を表すこともできる。「静心なく花散るらむ紀友則・古今集 《体言相当の連体修飾句+「の」+体言の形で》文語感情や思考などの内容を同格として表す。また、表現に文語的格調を添える。 「相憐あいあわれむ心」 「情景を目の当たりにする思い」 「灯火親しむ候」 「水ぬるむ季節」 《体言に付き、後に活用語の連体形+「の」を続けて》体言の表すものについて、その状態を述べることで、さらにそのものを限定するのに使う。〜に関して、〜の状態にあるものの意。 「コーヒー冷めたの」 「リンゴ小振りなの」 「靴下汚れたの」 全体を体言相当にする。 《名詞や活用語の連体形に付いて》〜(の)ものの意を表す。 「君(の)はあれだ」 「弟を借りる」 「大きいがほしい」 「好きなを取れ」 「さっき来たはだれだ」 《活用語の連体形に付いて》それが述語となる節を体言化する。 「去年会ったを覚えているか」 「そこにいるを見た」 「彼を誘ったが間違いだ」 《「のだ」「のです」「のだろう」などの形で》原因・前提・帰結・主張などを解説的、または断定的に示す。 「やっと成功しただ」 「熱があるだろう」 「これでいいです」 「お前がやるだ」 →のだ 《主として用言に付いて》 《「…の…の(と)」の形で》同類のものを対照的に示して列挙する。 「死ぬ生きると大騒ぎだ」 「行かせる行かせないともめている」 「仕事はくびになる、親には勘当される、さんざんな目にあった」 「荷物を運べお茶を持ってこいと、人使いが荒い」 「なんと文句を付ける」 「…だの…だの(と)」の形でも使う。「生きるだの死ぬだのとやかましい」 《「…の…ないの(って)」「…のなんの(って)」などの形で》程度が極めてはなはだしいことを表す。 「痛い痛くない(って)、飛び上がってしまったよ」 「うるさいなんのって、耳が聞こえなくなったほどだ」 「困った困らなかったといったらなかったよ」 終助《活用語の連体形に付いて》 断定の意を表す。 「今日は行きたくない」 「今日は休みなよ」 《上昇調のイントネーションを伴って》質問・確認を表す。 「もう行く?」 「まだ帰らない?」 「どうした?」 「だれに聞いた?」 「仕事があるんじゃなかった?」 ◇書くときは、一般に「?」を添えてと区別する。 納得する気持ちで確認する意を表す。 「そうだった」 「なんだ、こんなところにいた」 「やっぱりダメだったね」 軽く命じるのに使う。 「さっさと着替える」 「強い子は泣かない」 ◆は多く女性が使うが、は近年は男性も使う。は子供など目下の相手に対して使う。

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