複数辞典一括検索+

かすみ【霞・翳み】🔗🔉

かすみ【霞・翳み】 空中に浮遊する微細な水滴やちりが帯状に集まった、うっすらと薄い雲のようなもの。 「山のふもとに━がたなびく」 ◇春に発生するものを「霞」、秋に発生するものを「霧」として区別することもある。 視力が衰えて、はっきりと物が見えないこと。 「目に━がかかる」 多く「翳み」と書く。

霞を食・う🔗🔉

霞を食・う 生活の手段もなく、俗世間を離れて暮らすことのたとえ。

かすみがせき【霞が関】🔗🔉

かすみがせき【霞が関】 中央官庁の通称。特に、外務省。 「━外交」 ◇東京都千代田区にある中央官庁街。

かすみ‐そう【霞草】━サウ🔗🔉

かすみ‐そう【霞草】━サウ ナデシコ科の一年草または越年草。葉は線形で、春から夏、細かく分かれた小枝の先に白い花を多数つける。多く切り花に用いられる。むれなでしこ。 ホトケノザの別名。

かすみ‐め【翳み目】🔗🔉

かすみ‐め【翳み目】 目がかすんで物がはっきり見えない状態。また、そのような目。

かす・む【霞む・翳む】🔗🔉

かす・む【霞む・翳む】 自五 かすみ・霧・もやなどがかかる。また、そのために(遠くの)物がぼうっと見える。 「大空は梅のにほひに━・みつつ曇りも果てぬ春の夜の月藤原定家・新古今」 「霧雨に街の灯が━」 「涙で文字が━」 詩的な気分をかもす語。 目がはっきりと見えなくなる。目がぼうっとする。 「疲労で目が━」 記憶などがぼんやりとする。 「三〇年も前のことだから、記憶が━のも無理はない」 他のすぐれた存在のために、あるものが目立たなくなる。影が薄くなる。 「脇役の名演技で主役が━・んでしまった」 「倫理の問題が解散の大合唱の陰で━・んで見える」 ◆「掠める」と同語源。 は「霞」、は多く「翳」を使う。 かすみ 関連語 大分類‖自然の現象‖しぜんのげんしょう 中分類‖曇る‖くもる

明鏡国語辞典 ページ 1171