【金は天下の回り物】 金銭は一か所にとどまるものではないから、金を持っている者もいつかは失うし、金のない者もいつかは手に入れられるということ。

かね【^▼矩】 名「曲尺_{かねじゃく}」の略。→曲尺

かね【^▼鉦】 名 撞木_しゅもくでたたいて鳴らす、金属製の仏具。小さな金だらいの形をしている。たたきがね。ふせがね。 手に提げて打ち鳴らす楽器。

【鉦や太鼓_たいこで捜_さが・す】 大騒ぎして方々を捜し回ることのたとえ。 「━・したが、犯人は見つからない」

かね【鐘】 名打ち鳴らすための金属製の器具。特に、釣り鐘_がね。 「お寺の━をつく」 「教会の━が鳴る」 「━の音」

かね【鉄^▼漿】 名昔、お歯黒に用いた暗褐色の液。鉄片を茶の汁や酢につけて酸化させたもの。おはぐろ。

か‐ね 連語確認の意をまじえた自問や質問を表す。 「そんなこともあった━」 「やってくれる━」 「彼も行きます━」 ◇終助詞「か」＋終助詞「ね」。

かね‐あい【兼ね合い】_━アヒ 名つりあいをうまく保つこと。 「機能とデザインの━が難しい」 「千番に一番の━（＝成功することがきわめて難しいことのたとえ）」

かね‐いれ【金入れ】 名金銭を持ち歩くときの入れもの。財布・がまぐち・きんちゃくなど。

かね‐かし【金貸し】 名金銭を貸して利息をかせぐ商売。また、その職業の人。

かね‐がね【（兼ね兼ね）】 副以前からずっと。かねて。 「━望んでいたことが実現した」 「おうわさは━承っておりました」 「^▽予^▽予」とも。