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より🔗⭐🔉
より

副
それ以上に。もっと。
「━高く跳ぶ」
「━よい方法を考える」
「━きれいに見せたい」
◇格助詞「より」から。今では翻訳的な感じもなくなったが、もともとは欧文の比較級を訳すために案出されたもの。




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格助
《状態表現を伴って》比較の基準を表す。
「新幹線の方が飛行機より安い」
「きのうより今日の方が寒い」
「思ったより簡単だ」
「写真で見るよりきれいだ」
「死ぬよりましだ」
《選択するものを並べて》他と比べて退けられる物事を示すのに使う。…(の)ではなく。
「薬を飲むより運動しろ」
「私より彼女を選んだ」
「それよりご飯にしない?」
「怒ると言うよりあきれはてた」
《多く「前」「先」「後」「上」「下」など、相対的な関係を表す語を伴って》基準となる時間・空間・数量を表す。
「三時より後ならいい」
「まん中より後ろに置く」
「これより先は立入禁止だ」
「ご予約は二名様より」
動作・作用の開始時点を表す。…から。
「ただ今より開始する」
「会議は三時より行う」
「雨は未明より降り続いている」
「明朝より発売開始」
動作・作用の起点・経由点を表す。…から。
「横浜港より出港した」
「車窓より望む景色」
《方向性のある表現を伴って》動作を起こす主体を表す。…から。
「理事長よりご紹介いただく」
「山田様より電話がありました」
「学友会より寄贈」
「から」よりもかしこまった言い方。
《下に打ち消しの語を伴い、「…より(ほかに)」の形で、方法や能力などを表す語を受けて》それしかないと限定する意を表す。…しか。
「あきらめるよりしかたない」
「手術するより手はない」
「歌よりほかに能がない」
◆
体言や活用語の連体形に付く。

〜
は「よりも」「よりは」とも。くだけた言い方に「よりか」があり、さらにくだけた言い方に「よか」がある。
















明鏡国語辞典 ページ 6361。