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うれい【憂い・愁い】ウレヒ🔗🔉

うれい【憂い・愁い】ウレヒ 心配事や不安な思い。また、憂鬱ゆううつな思い。 「身も心も━に沈む」 「━に満ちた瞳ひとみで見つめる」 「備えあれば━なし」 まれに「患い」とも。 悲しい思い。もの悲しさ。 「そこはかとなく秋の━が感じられる」 「━の眉まゆを開ひらく(=愁眉しゅうびを開く。ほっとする)」 ◆「うれえ」の転。 「憂い/愁いに満ちた顔」「憂い/愁いに沈む」などではともに使うが、「愁」は「哀愁・旅愁」のように、「憂」より情緒的な気分が強い。の心配事の意でも「愁」を使うこともあるが、「憂」が一般的。 「うれえ」は古い言い方。今は「うれい」が一般的。 関連語 大分類‖悲しい感情‖かなしいかんじょう 中分類‖憂い‖うれい

うれ・う【憂う(愁う)】ウレフ🔗🔉

うれ・う【憂う(愁う)】ウレフ 他下二「うれえる」の文語形。うりょう。 憂え

うれえ【憂え(愁え)】ウレへ🔗🔉

うれえ【憂え(愁え)】ウレへ 「うれい」の古い言い方。→うれい 「秋の━」 ◇中世以降「うれい」に転じた。

うれ・える【憂える(愁える)】ウレヘル🔗🔉

うれ・える【憂える(愁える)】ウレヘル 他下一物事がよくないほうに展開するのではないかと心配する。先のことに心を痛める。また、思うに任せない現状を嘆き悲しむ。憤慨する。 「国家の存亡を━」 「子どもの将来を━」 「環境の汚染を━」 「道義の退廃を━」 「愁」は、悲しくて(さびしくて)心が浮かぬ思いをする意で「友の死を愁える」などと使うことができるが、一般には「憂」でまかなう。またまれに、くよくよと気にする意で「人の己おのれを知らざるを患えず」など「患える」とも書くが、一般には「憂」でまかなう。 うれ・ふ(下二) 関連語 大分類‖悲しい感情‖かなしいかんじょう 中分類‖憂い‖うれい

明鏡国語辞典 ページ 646