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本辞典の品詞について🔗🔉

本辞典の品詞について 本書の品詞認定は、学校などで教えられている一般的な基準によるが、意味や用法の記述にあたってより細かな分類や用語を導入したところもある。以下、本書の品詞認定や意味記述に関わる範囲で、必要な品詞を取り上げ、参考となる文法的な事項について解説する。

名詞🔗🔉

名詞 時の名詞や数量の名詞など、副詞的用法を持つものについては、適宜用例で掲げ、「副詞的にも使う」と注記をする。 あす【《明日》】 今日の次の日。あした。明日みょうにち。 「━は晴れるでしょう」 「━をも知れぬわが命」 「━、伺います」 ◇副詞的にも使う。

代名詞🔗🔉

代名詞 代名詞を、大きく、人を指し示す人代名詞(人称代名詞)と事物や場所、方角などを指し示す指示代名詞とに分ける。人代名詞は、その人称に従って、一人称、二人称、三人称、不定称の四種に分け、指示代名詞は、いわゆる「こそあど言葉」のうち、体言相当のものについて、「こ」系を近称、「そ」系を中称、「あ」系を遠称、「ど」系を不定称とする。ただし、語釈によってこの違いを示すものもある。 あち‐ら【方】 遠称の指示代名詞 話し手の領域にも聞き手の領域にも属さない方向、ならびにその方向にある場所を指し示す語。あの方向。… 三人称の人代名詞 話し手・聞き手から離れた位置にいる人を指し示す語。あの方。…

動詞🔗🔉

動詞

活用の種類と語幹・語尾🔗🔉

活用の種類と語幹・語尾 口語の動詞の活用の種類は、五段動詞、下一段動詞、上一段動詞、カ行変格動詞、サ行変格動詞の、五種類に分ける。文語の動詞の活用の種類は、四段動詞、下一段動詞、下二段動詞、上一段動詞、上二段動詞、ナ行変格動詞、ラ行変格動詞、カ行変格動詞、サ行変格動詞の九種類に分ける。

自動詞・他動詞🔗🔉

自動詞・他動詞 自動詞・他動詞は、以下のように区別する。 (ア) 「割れる/割る」のように、形態的な対と「〜が/〜を」の格の対応があるものは、「〜が」を取るものを自動詞、「〜を」を取るものを他動詞とする。「夜を明かす」のように、「〜を」への働きかけは希薄でも、「夜が明ける」のような対を持つものは、他動詞とする。 (イ) 対を持たないが、「〜を」を取る動詞のうち、「ご飯を食べる」「石を蹴る」のように意味的に「〜を」への働きかけの強いものは、他動詞とする。 (ウ) 「道を歩く」や「幸福な人生を送る」など、移動や時間の経過を表す動詞で、対もなく、「〜を」への働きかけも認めにくいものは、自動詞とする。 (エ) 「人にかみつく」のように、対象への働きかけはあるが、「〜を」にはならないものも、自動詞とする。 (オ) 「ダンスを踊る」「マラソンを走る」のように、対がなく、しかも動詞と意味的に近接した名詞(いわゆる「同族目的語」)だけが「〜を」で現れるものは、項目の品詞表示では自動詞とするが、で他動詞としての用法があることを注記する。 (カ) 動詞の連用形に付いて複合動詞を作る用法や補助動詞には、自他の区別をしない。 あわ・せる【合わせる(併せる)】アハセル 動下一 《動詞の連用形に付いて複合語を作る》 …して一つにする。 「重ね━・縫い━・結び━・接ぎ━・綴じ━・撚り━・詰め━・組み━」 …して異同を調べる。 「引き━・照らし━・問い━」

明鏡国語辞典 ページ 6832