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【易経】🔗⭐🔉
【易経】
エキキョウ〈書物〉周代の占いの書をもととし、陰陽の二元を組み合わせた六四卦カによって、自然と人生との変化の道理を解説した書。文王や周公らの著というが、じつは周代の巫ミコのメモであろう。春秋時代までにできあがっていたと考えられるが、現在の体裁になったのは、唐の『五経正義』からである。経文に対してさらに「十翼」と称する解説(孔子の作というが、じつは春秋時代の諸家の作か)がついている。彖伝タンデン上下(経文の主旨を説明する)・象伝ショウデン上下(各爻コウの象徴するところを解説する)・文言伝・繋辞伝ケイジデン上下(哲学的な説明)・説卦伝・序卦伝・雑卦伝がそれである。『易』『周易』ともいう。五経の一つ。十三経の一つ。
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