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【道蔵】🔗⭐🔉
【道蔵】
ドウゾウ〈書物〉五四八五巻。1607年に現行本が成立。仏教の教典『大蔵経』にならって、道教の経典を集大成したもの。初期の道教では経典を重視せず、心術の修養に重きをおいていたが、北魏ホクギの寇謙之コウケンシ(363?〜448)の出現によって宗教教団の体裁がととのってくると経典が重視されはじめた。特に仏教が盛んになって、仏典漢訳事業が進むにつれて、その影響を受けて道教経典の整理が行われ、また一方では仏教に対抗するための偽経の作成も行われた。これらを集大成するものとして、五代・北宋ホクソウ・金キン・元ゲンと、それぞれの時代に編集事業が行われたが、明ミン代に現行の三二函一八〇巻の『道経』(いわゆる『続蔵』)を付加し、正・続を一括した『道蔵』が成立した。
漢字源 ページ 4465 での【道蔵】単語。