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【結草】ケッソウ・クサヲムスブ 死後、恩返しをすること。▽春秋時代、晋シンの大夫魏武子ギブシが、病気のとき、子の顆カに自分が死んだら自分の妾ショウを他にとつがせるようにい🔗⭐🔉
【結草】ケッソウ・クサヲムスブ 死後、恩返しをすること。▽春秋時代、晋シンの大夫魏武子ギブシが、病気のとき、子の顆カに自分が死んだら自分の妾ショウを他にとつがせるようにいいつけたが、危篤になったときには、前言をひるがえして、妾を殉死させるようにと遺言した。顆は、前のことばに従って、妾を他へとつがせた。のち、顆が秦シンとの戦争で秦の勇士、杜回トカイと戦ったとき、ひとりの老人が草を結んで杜回をつまずかせてくれたので、顆は杜回を捕虜にすることができた。夜、顆の夢の中にこの老人があらわれて、自分はあの魏武子の妾であった女の父であるが、殉死させよとの命令に従わず、娘の命を救ってくれた恩に報いたのだといったという故事から。〔→左伝〕
漢字源 ページ 6982 での【結草】単語。