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【太公望】🔗🔉

【太公望】 タイコウボウ 周の文王の師で、兵法家の呂尚リョショウの号。「太公」とも。〈故事〉周の文王が、渭水イスイでつりをしていた呂尚を見て、「吾太公、望子久矣=吾ガ太公、子ヲ望ムコト久シ」といったことから、つりをする人。また、つり好きの人。

【太太】🔗🔉

【太太】 タイタイ 明ミン代に、官吏の妻の尊称。〔俗〕他人の妻の尊称。

【太夫人】🔗🔉

【太夫人】 タイフジン 父のあとをついで諸侯となった子が、その母を呼ぶことば。老母。他人の母の敬称。

【太古】🔗🔉

【太古】 タイコ =大古。大昔。「不知四時運、常帯太古色=四時ノ運ルヲ知ラズシテ、常ニ太古ノ色ヲ帯ブ」〔→陸游上古以前の時代。▽学問上で区分した年代の、最も古い期間。

【太甲】🔗🔉

【太甲】 タイコウ 商(殷イン)の太宗のこと。「書経」の編名。

【太史】🔗🔉

【太史】 タイシ =大史。官名。天文や暦のことをつかさどり、国家の記録をつかさどる役目も兼ねた。

【太史公】🔗🔉

【太史公】 タイシコウ 太史令(太史の長官)のこと。漢の司馬談と、その子の司馬遷のこと。▽ともに太史令となったことからいう。

【太史簡】🔗🔉

【太史簡】 タイシノカン〈故事〉自分の身の危険を顧みずに世の不正を歴史に書き残すこと。春秋時代に、斉セイの崔杼サイジョが君主である荘公を殺したとき、太史が死を覚悟してこのことを簡(竹の札)に書きしるした故事から。

【太白】🔗🔉

【太白】 タイハク =大白。大きな杯。=大白。純白の旗。=大白。星の名。太白星のこと。金星。=大白。非常に潔白であるさま。また、そのような人。唐の詩人李白リハクの字アザナ。

【太半】🔗🔉

【太半】 タイハン 三等分したうちの二。▽三分の一を少半という。=大半。ほとんど。大部分。

【太平】🔗🔉

【太平】 タイヘイ 世の中がきわめて平和におさまること。また、その世。〈同義語〉泰平。「天下太平、五穀成孰=天下太平、五穀成孰ス」〔→漢書

漢字源 ページ 1046