【天女】 テンニョ 織女星の別名。天上に住むという空想上の美女。あまつおとめ。『天人テンニン』美人の形容。▽〜はテンジョとも読む。〔仏〕女神。六天に住む女性。また、女神の名の下に添えることば。「吉祥天女」

【天与】 テンヨ 天が与える。また、天から与えられたもの。『天予テンヨ』

【天元】 テンゲン 万物の生育のもとになるもの。宋ソウ末・元ゲン初に発達した代数学。天元術。碁盤の面の九つの黒星のうち、中央にあるもの。

【天公】 テンコウ 「天帝」と同じ。天子のこと。

【天日】 テンジツ 太陽。「指天日涕泣＝天日ヲ指シテ涕泣ス」〔→韓愈〕天子のこと。

【見天日】 テンジツヲミル 太陽を見る。天子がふたたび帝位につくこと。また、罪人が釈放されること。〔→旧唐書〕

【天心】 テンシン 天帝の気持ち・考え。『天意テンイ』〔→書経〕天子の気持ち・考え。天の中心。

【天水】 テンスイ あまみず。空と水。

【天井】 テンセイ 日・月・星のこと。四方が高く、中央部がくぼんでいる、水がわき出る土地。〔→孫子〕穴居住宅の明かりとりの間。上部を四角くあけてある。テンジョウ へやの上部にあって、へやのおおいになるもの。〔国〕物のいちばん高いところ。

【天中】 テンチュウ 天の中央。空の中心。「終日在天中行止＝終日天中ニ在リテ行止ス」〔→列子〕大空。『天空テンクウ』人相学で、額の上部。

【天王】 テンノウ 「天子」と同じ。〔→春秋〕星の名。天王星。〔仏〕仏の名に添えることば。天上に住む守護神のこともいう。

【天分】 テンブン 天がわけ与えたもの。うまれつき備わっている才能・身分のこと。