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【九夷】🔗🔉

【九夷】 キュウイ 東方に住む九種の異民族。古代の多くの異民族のこと。〔→論語

【九回腸】🔗🔉

【九回腸】 キュウカイチョウ・キュウカイノハラワタ 何回もねじれた腸。▽川や道が曲がりくねっているさまにたとえる。ひどく憂えもだえることのたとえ。

【九刑】🔗🔉

【九刑】 キュウケイ 周代の九種の刑法。墨(いれずみをする刑)・[ギ](鼻を切る刑)・[ヒ](足切りの刑)・宮(生殖器官をとる刑)・大辟タイヘキ(死刑)の五刑と、流(島流しの刑)・贖ショク(罰金)・鞭ベン(むちうつ)・[ボク](棒でたたく)。

【九江】🔗🔉

【九江】 キュウコウ 「九川」と同じ。洞庭ドウテイ湖の古称。都市名。今の江西コウセイ省九江市。長江岸にあり、大きな港がある。唐代に白居易が流された。

【九合】🔗🔉

【九合】 キュウゴウ 集めあわせる。多くの人々を寄せ集めること。▽「九」は「糾」に通じて、糾合の意。一説に九たび集める。「桓公、九合諸侯=桓公、諸侯ヲ九合ス」〔→論語

【九死一生】🔗🔉

【九死一生】 キュウシイッショウ・キュウシニイッショウ ほとんど助からない状態だったが、ようやく助かること。

【九州】🔗🔉

【九州】 キュウシュウ 中国古代、全国をわけて九つの州にしたもの。「周礼」では、冀キ(黄河以北、遼河リョウガ以西)・[エン](山東・河北)・青(山東と、今の東北地区の遼河以東)・揚(長江下流)・予ヨ(河南)・雍ヨウ(黄河中流以西)・荊ケイ(長江中流とその以南)・幽ユウ(東北)・并ヘイ(冀の西部)のこと。▽その他異説が多い。『九垓キュウガイ』中国全土のこと。〔国〕西海道(今の九州地方)の九か国。筑前・筑後・豊前ブゼン・豊後ブンゴ・肥前ヒゼン・肥後ヒゴ・日向ヒュウガ・大隅オオスミ・薩摩サツマのこと。

【九折】🔗🔉

【九折】 キュウセツ 川や坂道などが曲がりくねっていること。

【九伯】🔗🔉

【九伯】 キュウハク・キュウハ 中国古代、中国の九州の長官。▽「伯」は、覇。

【九官】🔗🔉

【九官】 キュウカン『九工キュウコウ』中国古代、国務を行うため置かれた九人の大臣。のちの九卿キュウケイにあたる。司空(総理)・后稷コウショク(農政をつかさどる)・司徒(教育をつかさどる)・士(刑罰をつかさどる)・共工(技術をつかさどる)・虞グ(山林沼沢をつかさどる)・秩宗チツソウ(礼儀・祭祀サイシをつかさどる)・典楽テンガク(音楽をつかさどる)・納言(天子と臣下や人民との間の意見の伝達をつかさどる)のこと。

漢字源 ページ 110