【平成】 ヘイセイ 地上はおだやかに治まり、天候のめぐりも順調で狂いがなく、また、家庭内も平安で、家庭の外、近隣もよく治まる。「地平天成、（中略）内平外成＝地平ラカニ天成リ、（中略）内平ラカニ外成ル」〔→左伝〕「地平天成＝地平ラカニ天成ル」〔→書経〕「内平外成＝内平ラカニ外成ル」〔→史記〕から。

【平地起波瀾】 ヘイチニハランヲオコス〈故事〉穏やかな所に、わざと波風をたたせる。わざと争いごとをおこすこと。〔→劉禹錫〕

【平年】 ヘイネン うるう年でない年。〈対語〉閏年ジュンネン。農作物のできが普通の年。「平年作」洪水のない年。

【平伏】 ヘイフク〔国〕ひれ伏す。

【平沙】 ヘイサ 平らで広い砂原。砂漠サバク。「平沙万里絶人煙＝平沙万里、人煙絶ユ」〔→岑参〕

【平身】 ヘイシン 拝礼してのち、からだをおこして直立の姿勢にすること。

【平身低頭】 ヘイシンテイトウ〔国〕身をかがめ頭をさげる。恐れいること。また、恐縮すること。

【平声】 ヒョウショウ・ヒョウセイ 四声の一つ。

【平易】 ヘイイ わかりやすい。たやすい。簡単。容易。安らか。穏やか。

【平価】 ヘイカ 標準の価格。また、公平な価格。また、普通の価格。公社債や株式などの有価証券の価格が、証券に書かれている金額と等しいこと。金本位制の国の間で、単位貨幣に含まれる純金の量を基準として、甲・乙両国の貨幣の価値を比べたもの。

【平居】 ヘイキョ ふだん。ひごろ。「其平居無罪夷滅者、不可勝数＝ソノ平居罪無クシテ夷滅セラルル者、数フルニ勝フベカラズ」〔→蘇軾〕

【平羌】 ヘイキョウ 川名。今の青衣江。四川シセン省峨眉ガビ山の下を流れ岷江ビンコウに注ぐ。「影入平羌江水流＝影ハ平羌江ノ水ニ入リテ流ル」〔→李白〕