【廟堂】 ビョウドウ 祖先の霊をまつってある建物。みたまや。〈類義語〉宗廟ソウビョウ。『廟宇ビョウウ』政治上の事務の行われる場所。朝廷のこと。「居廟堂之高則憂其民＝廟堂ノ高キニ居レバ、スナハチソノ民ヲ憂フ」〔→范仲淹〕

【廟堂之器】 ビョウドウノウツワ〈故事〉朝廷の高い位について政治をとることのできる才能。また、その才能のある人。「廊廟具ロウビョウノグ」とも。

【廟略】 ビョウリャク 朝廷で決めたはかりごと・計画。『廟謨ビョウボ・廟策ビョウサク・廟算ビョウサン・廟謀ビョウボウ』

【廟寝】 ビョウシン みたまや。前にある建物を廟、うしろにある建物を寝という。▽寝は廟にまつられた人が生前に用いた衣服をおさめる所。

【廟貌】 ビョウボウ みたまや。▽死者の顔かたちを思い浮かべて仕える所の意。

【廟議】 ビョウギ 朝廷の議論。〈類義語〉朝議。

【廡】 15画　广部　 区点=5507　16進=5727　シフトJIS=9C46 《音読み》　ブ／ム〈w〉 《訓読み》　のき／ひさし 《意味》 ｛名｝のき。ひさし。また、堂（母屋）の下の両わきにある廊下。「両廡リョウブ（本堂の両わきの廊下）」「廡下ブカ（のき下）」 ｛動・名｝草が茂る。草の茂み。▽蕪ブに当てた用法。「蕃廡ハンブ（＝蕃蕪）」 《解字》 会意兼形声。「广（いえ）＋音符無（ない）」で、何もなくて通路にした廊下。 《熟語》 →下付・中付語

【廨】 16画　广部　 区点=5508　16進=5728　シフトJIS=9C47 《音読み》　カイ／ケ／ゲ〈ji〉〈xi〉 《意味》 ｛名｝役所。「公廨コウカイ（役所）」 《解字》 会意兼形声。「广（いえ）＋音符解」で、訴訟や紛争を解く家。つまり役所を示す。 《熟語》 →下付・中付語