【廩人】 リンジン「周礼」の官名。倉庫を管理して、米穀の出し入れをつかさどった。「廩人継粟、庖人継肉＝廩人粟ヲ継ギ、庖人肉ヲ継グ」〔→孟子〕

【廩生】 リンセイ 学費として役所からふち米を支給される学生。

【廩倉】 リンソウ 米ぐら。『廩庫リンコ』

【廩食】 リンショク 俸給として役所から支給される米穀。ふち米。ふち米を与える。また、与えられる。

【廩振】 リンシン 政府が貯蔵米を支給して貧民の生活を援助すること。

【廩給】 リンキュウ 政府の倉庫から米を出して俸給として与えること。官吏の俸給。

【廩稍】 リンショウ 役所から少しずつ与えられるふち米。

【廩粟】 リンゾク 倉庫にある米。役所から支給される穀物。ふち米のこと。

【廩廩】 リンリン 威儀の正しいさま。〔→漢書〕危ういさま。〔→漢書〕

【廬】 19画　广部　 区点=5510　16進=572A　シフトJIS=9C49 《音読み》　ロ／ル／リョ〈l〉 《訓読み》　いおり（いほり）／いえ（いへ） 《意味》 ｛名｝いおり（イホリ）。まるいつぼ型の小屋。転じて、粗末な小さい家。〈類義語〉→庵アン。「草廬ソウロ（草ぶきの小屋→質素な仮ずまい）」「五月居廬＝五月廬ニ居ル」〔→孟子〕 ｛名｝いえ（イヘ）。農村の質素ないえ。「竭其廬之入＝ソノ廬ノ入ヲ竭クス」〔→柳宗元〕 ロス｛動｝いおりをつくる。また、いおりをつくって住む。 《解字》 会意兼形声。盧ロは、まるい筒型のつぼのことで、壺盧コロともいう。廬ロは「广（いえ）＋音符盧」で、まるいつぼ型の小屋。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語