【仏果】 ブッカ〔仏〕仏を信仰することで得られるよい結果。修行によって達する仏の位。

【仏国】 ブッコク 仏の住む国。極楽浄土のこと。昔のインドのこと。天竺テンジク。フツコク〔国〕フランスのこと。

【仏事】 ブツジ 仏法の行事。法事などの仏教での儀式のこと。仏法に関する事がら。

【仏者】 ブッシャ 仏道を修行する者。僧のこと。

【仏舎利】 ブッシャリ『仏骨ブッコツ』〔仏〕釈迦シャカの遺骨。▽「舎利」は、梵語ボンゴで霊骨の音訳。

【仏性】 ブッショウ 仏の本来の性質。仏の本性。成仏できる性質。ホトケショウ〔国〕情け深い性質。

【仏刹】 ブッセツ・ブッサツ 仏事を営む所。寺院のこと。仏の住む国。極楽浄土のこと。

【仏陀】 ブッダ〔仏〕悟りを開いて、真の道理をえた者。仏、とくに釈迦シャカをさす。▽梵語ボンゴＢｕｄｄｈａの音訳。覚者と訳す。

【仏典】 ブッテン 仏教の経典。仏の教えを記した書物のこと。仏教に関することを記した書物。『仏書ブッショ』

【仏法】 ブッポウ〔仏〕釈迦シャカの教え。フッポウ〔国〕フランスの法律のこと。

【仏法僧】 ブッポウソウ 〔仏〕仏と、仏の説いた教えと、その教えを行う僧。▽仏教にとって三つのたいせつなものなので「三宝サンポウ」という。鳥の名。▽なき声が仏法僧と聞こえるので名づけられ、霊鳥と考えられたが、なくのは「このはずく」である。そのため、ぶっぽうそうを「姿の仏法僧」、このはずくを「声の仏法僧」という。このはずくのこと。

【仏門】 ブツモン 仏の道。仏が説いた教えの世界のこと。〈類義語〉釈門・桑門。

【仏前】 ブツゼン 仏の前。死者の霊をまつった位牌イハイの前。霊前。

【仏祖】 ブッソ 仏教の開祖。釈迦シャカのこと。

【仏郎機】 フランキ・フツロウキ 明ミン代、中国で、ポルトガル人やイスパニア人のこと。また、それらの人といっしょに伝来した大砲。▽オランダ語のＦｒａｎｋの音訳。「仏狼機」とも。