複数辞典一括検索+

【朱墨】🔗🔉

【朱墨】 シュボク 朱色の墨。しゅずみ。朱色と墨色。物事が異なることのたとえ。朱と墨とで文章を直す。朱と墨とで帳簿に書き入れる。役所の事務をとること。

【朱顔】🔗🔉

【朱顔】 シュガン 酔ってあかみを帯びた顔。「朱顔発外形蘭=朱顔外ニ発レテ形蘭タリ」〔→曹植美人の顔。あかみを帯びた、つやのいい少年の顔。

【朱欄】🔗🔉

【朱欄】 シュラン 朱塗りの手すり。「雑樹映朱欄=雑樹朱欄ニ映ズ」〔→王維

【朱欒】🔗🔉

【朱欒】 ザボン ミカン科の常緑高木。みかん類で最も大きな実がなる。▽ポルトガル語zamboaの音訳。

【朱鷺】🔗🔉

【朱鷺】 トキ〔国〕鳥の名。鷺サギに似て脚が短く、くちばしは黒色で、長く下へ曲がっている。日本では、佐渡にわずかいるだけで、特別天然記念物に指定されている。

【近朱必赤】🔗🔉

【近朱必赤】 シュニチカヅケバカナラズアカシ〈故事〉人は交わる相手によって感化される。朱に交われば赤くなる。〔→傅玄

【朱子語類】🔗🔉

【朱子語類】 シュシゴルイ〈書物〉一四〇巻。南宋ナンソウの黎靖徳レイセイトク編。朱熹シュキ(1130〜1200)が、門人たちとやりとりした問答の記録を集めた書。朱熹の門人の間では、いろいろなメモや遺文が収録されていたがそれを朱熹没後七〇年たって、黎靖徳が編集しなおして1270年に刊行した。理気・鬼神・性理・学などの項目に始まり、作文・拾遺に終わる二七部に分けて、問答を集めている。文章は「合如此底」(そうあるべきもの)「休説」(そういってはならぬ)のように、当時の口語を多くまじえた語録体であって、普通の漢文の知識では読めない。しかし朱熹の『四書章句集注』『朱氏文集』と合わせて、朱子学の全貌を理解するには、不可欠の書である。

【朱彝尊】🔗🔉

【朱彝尊】 シュイソン〈人名〉1629〜1709 清シン代の学者。秀水(浙江セッコウ省嘉興市)の人。字アザナは錫鬯セキチョウ。明史ミンシの編修に加わった。著に『経義考』『明詩綜ソウ』『曝書亭バクショテイ全集』などがある。

漢字源 ページ 2163