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【松柏摧為薪】🔗🔉

【松柏摧為薪】 ショウハククダカレテタキギトナル〈故事〉いつまでも緑の変わらない松や柏も、長い間には薪(たきぎ)にされてしまう。変わらないと思われるものも、ついにはほろびることのたとえ。「古墓犂為田、松柏摧為薪=古墓犂カレテ田ト為リ、松柏摧カレテ薪ト為ル」〔→古詩十九首

【松風】🔗🔉

【松風】 ショウフウ 松に吹く風。マツカゼ〔国〕茶の湯で、茶釜チャガマの煮たつ音。

【松脂】🔗🔉

【松脂】 ショウシ 松の幹から出る樹脂。まつやに。粘りが強く、石けん・テレビン油・ワニスなどの原料となる。

【松菊】🔗🔉

【松菊】 ショウキク 松と菊。俗世間からはなれて閑居した人のたとえ。晋シンの陶潜らが、庭に三つの径ミチをつくり、竹とともにこの二つを植えて、そこに隠遁イントンしたことから。「三径就荒、松菊猶存=三径荒ニ就ケドモ、松菊ナホ存ス」〔→陶潜

【松喬】🔗🔉

【松喬】 ショウキョウ 赤松子セキショウシと王子喬オウシキョウ。昔、たいへん長生きした仙人センニン。転じて、長生きした人。または隠遁イントンした人のたとえ。

【松煙】🔗🔉

【松煙】 ショウエン 松を燃やしてできたすす。墨などの原料とする。『松煤ショウバイ』「松煙墨」

【松醪】🔗🔉

【松醪】 ショウロウ 松からとれるあぶらをまぜてかもした酒。「牀頭毎有松醪存=牀頭毎ニ松醪ノ存スル有リ」〔→高啓

【松韻】🔗🔉

【松韻】 ショウイン 松風の音。『松籟ショウライ・松濤ショウトウ』

【松露】🔗🔉

【松露】 ショウロ 松の葉におく露。〔国〕海浜の松林に生えるきのこ。

【松蘿】🔗🔉

【松蘿】 ショウラ 松の木にからまるつた。また、さるおがせのこと。女蘿ジョラ。「依遅動車馬、惆悵出松蘿=依遅トシテ車馬ヲ動カシ、惆悵トシテ松蘿ヲ出ヅ」〔→王維安徽アンキ省に産する茶の名。

【松崎慊堂】🔗🔉

【松崎慊堂】 マツザキコウドウ〔日〕〈人名〉1771〜1844 江戸末期の儒学者。名は復、字アザナは明復。林述斎ジュッサイの門人。著に『慊堂存稿』がある。

漢字源 ページ 2192