【疫】 9画　部　［常用漢字］ 区点=1754　16進=3156　シフトJIS=8975 《常用音訓》エキ／ヤク 《音読み》　エキ／ヤク〈y〉 《訓読み》　えやみ 《意味》 ｛名｝えやみ。えきびょう。流行病。 ｛名｝病気をおこすもののけ。疫病神。 《解字》 会意兼形声。「＋音符役（割り当てられるつらい仕事）の略体」で、いやおうなく各人に割り当てられる、つらい流行病。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【疫気】 エッキ 流行病をおこす邪気。「疫気衝頭鬢茎少＝疫気頭ヲ衝キテ鬢茎少ナリ」〔→李賀〕

【疫鬼】 エッキ やく病神。

【疫病】 エキビョウ 悪性の流行病。『疫癘エキレイ』

【疫痢】 エキリ 病気の名。小児の急性伝染病。下痢・発熱を伴い死亡率が高い。小児赤痢。

【疥】 9画　部　 区点=6546　16進=614E　シフトJIS=E16D 《音読み》　カイ／ケ〈ji〉 《意味》 ｛名｝皮膚病の名。疥癬カイセン虫が寄生してその分泌物によって皮膚が炎症をおこして、ひどくかゆくなる。ひぜん。 「疥壁カイヘキ」とは、壁に落書きをしてよごすこと。 《解字》 会意兼形声。「＋音符介（わける、境界線をつける）」で、その箇所だけ線のつく皮膚病。 《熟語》 →熟語

【疥癘】 カイレイ かゆい吹き出物を生じる皮膚病。〈類義語〉痒疾ヨウシツ。

【疥癬】 カイセン 病気の名。疥癬カイセン虫の寄生によって生じる伝染性皮膚病。人体の皮膚の薄く弱い部分をおかし、ひどくかゆくなり、発疹ハッシンする。ひぜん。

【疣】 9画　部　 区点=6547　16進=614F　シフトJIS=E16E 《音読み》　ユウ（イウ）／ウ〈yu〉 《訓読み》　いぼ 《意味》 ｛名｝いぼ。皮膚の表面が小さくふくれたもの。〈同義語〉→肬。 《解字》 会意兼形声。「＋音符尤ユウ（手に生じたいぼ）」。尤が「目だつ」の意に転用されたため、疣が、そのもとの意味をあらわす。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語